特許法、著作権法をはじめとする知的財産法全体の概説書です。
特許法が55ページ、著作権法が46ページと非常にコンパクトにまとめられています。
以上のように分量は少ないのですが、設例が頻繁に使用されており、表面的な解説に留まらないような配慮がなされています。
また、分量のわりに百選、重判掲載の判例がたくさん記載されている点もありがたいです。
もっとも、コンパクトさゆえに、本書だけで知財法の完全な理解は難しいでしょう。
あくまでも、入門として全体のイメージを掴むために利用されるのがよいと思います。
また、民法の理解が前提で解説がなされています(著作物の利用許諾が二重になされた場合の説明など)。
ですから、法律に全く触れたことのない初学者の方には理解しにくい部分もあるので注意が必要です。
いずれにしても、入門書としては優れた一冊といえます。