内容紹介
21世紀は知的創造の時代。それを先導するのに不可欠なファクターが知的財産とコンテンツである。
本書は両者を並列的に取り上げ、情報中心ネットワークを媒介変数に、この2つのファクターを
デザイン、テクノロジー、マネジメント、ポリシーの4つのキーワードからアプローチし、
知的創造の生産社会がいかなる方向に向かうかを展望する。
【目次】
第1章 知的財産の政策学序説・日本文化と創造性・知的財産の経済学・知的財産と著作物・創造の世界はどこへ向かうのか
第2章 知的財産政策の展開/知的財産推進計画におけるコンテンツ分野の拡大・知的財産推進計画2003〜2007・今後の展望
第3章 日本の知的財産戦略/新しい時代に必要なイノベーション・知的財産全般をめぐる現状・今後の方向性としてのプロイノベーション・バランスの確保
第4章 メディア制作/放送制作の現状と課題・制作と流通・構造規制、マスメディア集中排除原則・地上波のデジタル化・NHKの課題
第5章 コンテンツ政策のデザイン/コンテンツの概念・コンテンツ政策論・クールジャパンとコンテンツ・ソフトパワーとコンテンツ・日本のコンテンツ政策を構想する
第6章 文脈とユーザーの問題/統合されたメディア環境におけるユーザーの分化・グローバル公共放送とポッドキャスティング・コミュニケーションジャンルの誕生と変化・ユーザーの分布・文脈とユーザーに関わる共通の課題
第7章 コンテンツ産業の東京集中と地方展開/コンテンツ産業のクラスター形成・映画産業クラスターの形成・アニメ産業クラスター・ゲーム産業クラスターの検証・コンテンツ産業クラスターの崩壊と新たな発展
第8章 コミュニティ重視型映像コンテンツ産業の法・政策・経営ーイギリスの多様性戦略・教育訓練・知的財産権の視覚からー/多様性戦略:多様性と社会的一体性の意義・NPO型PPP映画館「ショールームシネマ」・スクリーンオンラインプロジェクト:意義と特徴
第9章 コンテンツ産業(ビジネス)の会計・財務論/コンテンツの意味・世界及び日本のコンテンツ産業の現状と動向・コンテンツ産業における会計財務ー映画産業・ゲーム産業・出版業・放送業ー・今後の課題と方向性
第10章 コンテンツとマーケティング/マーケティングについて・コンテンツの役割とその重要性・放送と通信の融合におけるマーケティング戦略・コンテンツとマーケティング
内容(「BOOK」データベースより)
映画・放送・アニメ・ゲーム…他国には容易にキャッチアップされないコンテンツ産業で国際的にも優位に立つ日本。「知的創造サイクル」の好循環システムをいかにして構築するかが今後ますます問われてくる。本書ではその方法論を「知的財産」と「コンテンツ産業」にわけ、政策学・社会学・経済学などさまざまな学術的アプローチにより課題と展望を浮かび上がらせる。