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知的生活の方法 (講談社現代新書 436)
 
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知的生活の方法 (講談社現代新書 436) [新書]

渡部 昇一
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (40件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

知的生活とは、頭の回転を活発にし、オリジナルな発想を楽しむ生活である。日常生活のさわがしさのなかで、自分の時間をつくり、データを整理し、それをオリジナルな発想に結びつけてゆくには、どんな方法が可能か?読書の技術、カードの使い方、書斎の整え方、散歩の効用、通勤時間の利用法、ワインの飲み方、そして結婚生活……。本書には、平均的日本人に実現可能な、さまざまなヒントとアイデアが、著書自身の体験を通して、ふんだんに示されている。知的生活とは、なによりも内面の充実を求める生活なのである。

知的正直――英語には、「知的正直(インテレクチュアル・オネスティ)」という言葉がある。知的正直というのは簡単に言えば、わからないのにわかったふりをしない、ということにつきるのである。ほんとうにわかったつもりでいたのに、それがまちがいだった、ということはある。それはあてずっぽうのまちがいとは違うから、そういうまちがいなら、まちがうたびに確実に進歩する。しかし傍から見ていたのでは、あてずっぽうでまちがえたのか、ほんとうにそうだと確信しながらまちがったのか、その辺の区別はつかないのである。その区別がつくのは、自分だけということになる。そこで「己れに対して忠実なれ」という、シェイクスピアの忠告が生きてくるのである。――本書より

著者紹介

1930年、山形県鶴岡市に生まれる。1955年、上智大学修士課程修了。英語学専攻。ドイツ、イギリスに留学。現在、上智大学教授。Dr.Phil.著書は、『英語学史』――大修館、『日本語のこころ』『英語の語源』『発想法』――講談社現代新書――など多数。


登録情報

  • 新書: 214ページ
  • 出版社: 講談社 (1976/4/23)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061158368
  • ISBN-13: 978-4061158368
  • 発売日: 1976/4/23
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (40件のカスタマーレビュー)
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 本書を初めて読んだのが大学生の頃。かれこれ十数年が経過したが、今でもときどき読み返している。これまで10回以上読んでいるが、その都度啓発される。
 著者は出羽の出身で、あまり裕福ではなかったものの、家にある沢山の講談本や雑誌を何度も繰り返し繰り返し読み、後年の学者としての知的生活の基礎を築いた。大学時代も育英会の奨学金だけで生活するために極度に切りつめながら、勉学に励み、かつ読書し、そして欲しい本は高価でも購入し、自分自身のライブラリの充実を図った。貧乏学生時代、外食券食堂でご飯とみそ汁に香の物だけのミニマムな食事で空腹をしのいだり、入学式のときにはいた靴下を4年後の卒業式でもはいた等、知的生活を志し、それを実現するために現実から逃げずに真摯に夢を希求した著者の姿に心を打たれる。
 繰り返し読むことで読書の質が高まること、自分が欲する知的空間をいつかは手にすることを夢見て関心を抱き続ければ、最終的にそれを入手する公算が高いこと、伊藤整の小説「氾濫」に出てくる、町工場の技師が自宅の3畳の部屋で、接着剤のデータをコツコツカードにとることを長年続けた結果、低コストで性能の良い接着剤の開発に成功し、町工場が一躍大企業になる話、静かなる持続と見切ることを知ることが、知的生産の要諦であることなど、とにかく示唆に富むエピソードが満載である。知的生活とは一部の学者だけの高尚なものでは決してなく、自分が興味ある分野に静かに向き合う時間を生活の中に取り込むことであると著者は語っているように思われる。そうすれば、刹那的な快楽よりもずっと深い知的感興を我がものにできる、と。本書は見事に、一つの充実したライフスタイルの提案に成功している。
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47 人中、40人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
下の方も書いておられるが、本書が書かれたのはもう随分と以前のことである。私は高校生時代に、父の書棚にあった本書を読んで、「知的に生きる」とはこういうことなのだな‥と高校生なりに夢を膨らませたものだ。

本書が上梓されてから現在までの変化、特に情報の蓄積と伝達にかかる変化はただただ驚くばかりだが、しかし、本書に書かれている内容の本質的部分は現在でも十分に通用すると思う。

しかし、私が今日思うのは、この本に書かれている事は、ひとつの願望であり、けっして「こうでなくては」や「こうあるべき」というようなものではない、ということ。本書にあるような立派な書斎がなくても、乳飲み子が騒ぐ四畳半であっても、知的な作業は可能であると、今の私は経験を通して断言できる。

とはいえ、研究者として身を立てるという夢を持つ若者が、高い基準点(生活の)を設定出来るという意味で、是非読んでもらいたい一冊。
このレビューは参考になりましたか?
39 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
◎わからないのにわかったふりをしない
◎「わからない」に耐えることで、「本当にわかる」ということを重んずる
◎繰り返し読むことで、本物の読書家の仲間入り
 など、僕自身が納得でき、刺激を受ける考えが沢山ありました。

また、
 ◎時間を金で手に入れる考え
 ◎最適な知的空間を作り出すことの有用性
 ◎知的生活のための時間の有効活用
 ◎知的生活のための生活リズムや食生活
など、将来実践したいことや今から実践すべきアイディアが満載でした。

『ゲーテ』や『カント』などのかつての知的生活体現者や、著者や著者の身近にいる
知的生活者を例にとって記してあり、僕は【知的生活】の魅力に身震いしています。

本書は1976年発行ですが、時代は変わっても【知的生活】は変わらないと思いました!!
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