何日か前のこと、文化放送午後の大竹まことのトーク番組に、大前研一がゲストで出ていた放送を聞いて、その歯切れの良い明解なトークセンスに感心した。話は、国際比較による日本人の経済感覚というところだったと思う。その話は存外に面白く、納得がいくものだった。最後に大前は今新刊が2冊出ていると宣伝していた。「サラリーマン再起動マニュアル」と「ロシアショック」という本だと。後日、書店を通りかかったので、件の本を捜していたら、本書が目に留まった。どうも、今店頭に出たばかりのよう。この前のラジオでは紹介されていない本だった。パラリとめくっていると、最後のほうに「ポール案は額不足〜」という緊急提言なるものが、英文といっしょに掲載されていた。これは今揺れている国際的な金融問題に対する意見書というか、論文らしい。これだけでも買う価値があると思った。「なるほど、そうか」軽く読めるが、この本を読めば、日本人と経済を動かしている西洋社会の人間とが、どれだけずれているのかが分かる気がする。だが、分かったら、どうする? ここでは、英語を学べとか、いろいろとあった。それに気づいたら、やはり勉強するしかないのだろう。そういうことを気づかされる内容であった。