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知的創造のヒント (ちくま学芸文庫)
 
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知的創造のヒント (ちくま学芸文庫) [文庫]

外山 滋比古
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

すぐれた着想を得たときほど、愉快なことはない。しかし、ある時さっとひらめいたせっかくの着想も、日頃の、知的創造のためのトレーニングなくしては、本領を発揮することはできない。本書は、つねに心を「白紙」にし、柔軟にしておくことといった心構えから、忘却の効用、雑談のたのしさ、メモの功罪、ノート作り、論文の作り方、本の読み方までだれにでもできるトレーニングの方法を、古今東西の先達の例をまじえながら、知的センスあふれる文章でつづる。個性的な思考のスタイルを確立し、知的創造をめざす読者待望の書である。

中絶癖――本を読むコツは、谷のところで読みささないで、山のところ、あるいは、山へさしかかるところで休止することである。このさきがおもしろそうだ、もうすこし読み続けたいという気持をもったところで、あえて切る。そうすると、あとで本を開くきっかけがつかみやすい。逆に興味索然としかけたところで切ると、本の引力はすくないから、ついとりまぎれて、本へ帰ることを忘れてしまう。かりそめの別れが永の別れになる。おもしろくなさそうな本を読みさしにするのは自然である。おもしろくてたまらなくなりそうな本なら、放っておいても読まずにはいられなくなるはず。それを読まずにいるのは相当な禁欲的意志を必要とする。――本書より

--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

独創的なアイデアは、自分からは出てこないとあきらめていませんか。日頃から、ちょっとした思考のトレーニングを積めば、今からでもユニークな発想ができるようになります。この本は、個性的な思考スタイルを身につけ知的創造性を発揮する方法を提示し、著者の実践法を、やさしく紹介します。常に心構えを柔軟にしておくコツや、忘却の効用、雑談のすすめ、メモをとる是非、本の読み方まで、今から実践できるトレーニング方法を数多く収録。あなたに最適な知的創造のヒントがここにあります。

登録情報

  • 文庫: 208ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2008/10/8)
  • ISBN-10: 4480091777
  • ISBN-13: 978-4480091772
  • 発売日: 2008/10/8
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
 読みはじめてすぐに感嘆したのは、「ちっとも古くない」ということです。

 本書が発売された1977年を和暦になおすと昭和52年です。当時、ケイタイもインターネットも無いのはもちろん、ワープロもパソコンもまだ発売されていませんでした。紙媒体で手に入れた情報を保存、整理しようと思えばスクラップブックを使うのが当たり前で、やっとコピー機が普及してきたころです。

 この本が古さを感じさせない理由は、最近読んだ本と共通する内容をいくつも見つけたからです。

たとえば、外山氏は睡眠の効用を次のように述べています。
  眠りは肉体の疲れを休めるのはもちろんだが、頭の中の整理をする
  時間でもある。目をさましている間に入ってきたおびただしい情報、
  刺戟が仕分けされて、当面不要なものは忘れるルートへ載せられる。

 茂木健一郎さんの本で同じことを知ったのはつい最近でしたが、脳科学が注目を集めていない30年前に、サラッと教えてくれていたのです。

 茂木健一郎さんつながりでいうと、「セレンディピティー」という、茂木さんがよく使う言葉も出ていました。当時から科学者には親しまれている日常語のひとつだとか。

次は、散歩の効用について。
  散歩という言葉はぶらりぶらりのそぞろ歩きを連想させるが、それ
  ではカタルシスはおこりにくい。相当早足に歩く。はじめのうち頭
  はさっぱりしていないが、20分、30分と歩きつづけていると、霧が
  はれるように、頭をとりまいていたモヤモヤが消えていく。

 おお! 『脳が悦ぶと人は必ず成功する』で佐藤富雄さんが言ってたことと同じじゃありませんか。

 2年前に出した同じ外山氏の復刻版『思考の整理学』は50万部のベストセラーになったそうです。

 いろんな気づきを与えてくれる今度の『知的創造のヒント』も、きっと多くの人に支持されるでしょう。
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By ゴルゴ十三 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
【主要目次】1.忘却のさまざま、2.自力と他力、3.着想、4.比喩、5.すばらしきかな雑談、6.出家的、7.あえて読みさす、8.書くスタイル、9.酒をつくる、10.メモ、11.ノート、12.頭の中の料理法

思考の整理学 (ちくま文庫)」を通読された読者の方には既にお馴染みの話題(アイディアの作り方、発想を生むための習慣、常に心構えを柔軟にしておくコツ、忘却の効用、雑談のすすめ、メモをとる是非、本の読み方、など)が、知的センスあふれる文章で綴られています。(「思考の整理学」を読んでいない方/読み切れなかった方にオススメできそうです) アイディアの作り方を"酒造"で例えたり、編集を"カクテル作り"で例えたりする【比喩(アナロジー)のセンス】は見習いたい処です。(その意味では、書評は"カクテル"ですね(^_^);;)
本書の内容は「アイデアのつくり方」・「アイデアのヒント」と内容的に共通する処が多いので、これらの本も併せて読むと自分の"創造力"を高めるヒントが得られることでしょう。(併せて「思考のレッスン (文春文庫)」・「「知」のソフトウェア (講談社現代新書)」も面白いです)
ここで列挙した本は"元祖Lifehack本"とも言えるでしょう。あとは現代風/自己流にアレンジすれば良いでしょう。私の場合、紙のメモをテキストファイル化し、Google desktop/デスクトップ検索/Spotlight(or grep)を活用して「ネタを思い出せる準備」を整えています。ネタとネタの繋がり(ストーリー)が頭に残っていれば検索で芋づる的にネタを思い出せます。
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形式:文庫
 いわゆるアイデアについてのエッセイ。

 具体的方法論ががっちり詰まっているような本ではなく、あくまでも、エッセイであり、評論です。

 アイデアを生むには、散歩がいいことや、知識を吸収するばかりではなく、忘れることも大切だということを遠回しに書いてあります。

 あと、ノートの取り方など、あくまでエッセイであって、方法論ではないので、ダイレクトに方法論が読みたい人にはお勧めできない本です。
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投稿日: 2009/4/10 投稿者: sickboy
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