「知的生活の方法」およびその続編は、学生時代から現在に至るまで20年以上に亘りバイブルのような存在として何度も読み返している。
この結果、まだまだ至らないまでも渡部氏の主張する知的生活の一部(本を買い続ける等)は愚直に実践している。
こうした理由もあって、かなり本書の内容には期待して読み始めた。
結果的にはかつての「知的生活の方法」に記している内容以上ではなかった。
これは、内容がやや横道にそれ過ぎる感じがあったほか、重複することも多かったからであろう(主張が一貫している証左でもあるが…)。
ただ、老いてからの知的生活に対し氏の経験に基づいた多くのヒントがあり、読んで損した感はない。
やはり氏の年齢と私の年齢とのギャップが若干の期待外れに終わった理由であると思う。
従って数十年後には本書に対する評価が変わるかもしれない。
若い頃から主張が一貫し知的生活を貫いている姿に感銘を受けたことは言うまでもない。