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知恵の樹―生きている世界はどのようにして生まれるのか (ちくま学芸文庫)
 
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知恵の樹―生きている世界はどのようにして生まれるのか (ちくま学芸文庫) [文庫]

ウンベルト マトゥラーナ , フランシスコ バレーラ , Humberto Maturana R. , Francisco Varela G. , 管 啓次郎
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

エネルギーや物質を環境から受け入れはするものの外部システムの作動には関知せず、自己は自身をもとに自らを創出する―本書は、システムが自分自身の組織を形成し変化させていく閉じた環のなかにとどまり、その循環をよき環としてとらえなおそうという、まったく新しい生物学の原理“オートポイエーシス理論”の初歩的で原理的な入門書。生物のあいだの円環を意識しながら、生命の世界に対するしなやかな感性と、生物を制御対象ではなく自律主体として見る柔軟な視線でとらえるこの認識論は、1973年、チリのアジェンデ政権下における知的沸騰のなかで生まれ、社会や法律、現代思想に大きな影響を与えた。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

マトゥラーナ,ウンベルト
1928年チリ生まれ。医学、生物学を修め、バレーラとともに生物の組織化の神経システムを機能的に解明。同じ機能が人間社会のシステムにも働くことを考察した

バレーラ,フランシスコ
1946年チリ生まれ。認識と意識の生物学的・サイバネティクス的基礎について師であるマトゥラーナと研究。応用数学でも数々の業績がある。2001年没

管 啓次郎
1958年生まれ。ニューメキシコ大学比較文学科にて修士号取得。明治大学理工学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 321ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1997/12)
  • ISBN-10: 4480083898
  • ISBN-13: 978-4480083890
  • 発売日: 1997/12
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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32 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 露丸
形式:文庫
別名「オートポイエーシス入門」ですね。

最近なにかとシステム理論、哲学、生命論等でとりだたされるオートポイエーシス。その提唱者自らが平易につづったこの本をまた、センス豊かに翻訳されています。名著だとおもいます。

日本におけるオートポイエーシス論の啓蒙社は河本英夫氏が何冊も出版されていますが、どれをとっても僕にはわかりづらかった・・。その理由は彼が「哲学者」であり、入り組んだ言葉で説明することに慣れすぎているからだと思うのです。それに対し、こちらは非常にわかりやすくイラストも豊富に描かれていて、非常に著者らの疑問、そして提案に至るまでが理解できます。もし大学で今までのお堅いシステム論ではなく新しいシステム論授業が開講されるなら、是非副読本として推奨されるべきですね。

医療や生物、教育など自律的なシステムを相手取っている人々に読んでいただきたい一冊。・・・・いや、万人に読んでほしいんですけどね。
珍しくベタボメでした。

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
生きている存在を問う哲学でもあり、世界を切り取る一つの視点でもある。理論は、特に見えないものを見えるようにする理論は、大いなる仮説である。それを頭に入れた上で、まずは世界を観てみると、そういう風に見えるのであれば、その理論は人の思考や意識に沿った理論として成功しているのではないだろうか。身体も頭も開いて読んでみるとすっきり理解できます。こういう世界観は悪くないな、と思う。科学者でもない、研究者でもない素人が読む科学書の別の読み方として。
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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
オートポイエーシスの入門、というかこれだけ解れば十分な気もするぐらい。
同じような言葉が何度も使われて混乱しそうになるかもしれないが、落ち着いて順を追って読んでいけば言葉遣いが平易で(しかも妙にフレンドリー)、巻末に用語集も付いているので、中高生でも理解できると思われる。

だがここでより重要なのは、具体的で唯一の真理を探そうとする近代・科学・デカルト的発想法にたいして、「機能している機能、関係性」、ネットワークの全体性・現象性を捉える発想法を提示していることだと考える。
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