内容紹介
「日本の改革は辺境から始まる」といわれる。硬直した日本の政府ではなく、地方が日本の改革を動かす、という決意でもある。国と地方の「かたち」の再設計はまさに日本の改革そのものである。知事の多くにはそういう思いが今でもあるに違いない。 ところが、私たちが先に行った有識者アンケートでは、知事を分権や地域の「リーダーと考える」人は、「そう思わない」という人よりも少なかった。今の知事に問われている役割として多くの有識者が選んだのは、「経営の意思を持った自治体経営」と「地域経済の立て直し」だった。 「こうした評価を知事はどう考えるのか。私はこの1カ月間各地を回り、知事と対話を行ってきた。多くの知事に共通するのは、自らの役割を「経営者」と認識していることだ。明らかに地域では競争が始まり、その明暗が見え始めている。 自立を断行できる新しいリーダーは辺境から登場するのか。今号は「知事の主張」と題して8知事の発言を公開したい。 (「はじめに」より)