まったくの気まぐれで、たまたま読んだので、同じようなテーマを扱った別の本と比べてドーとかコーとかは分かりません。でもこの手の本にありがちな下品さやアングラっぽさ、あくどさは感じられず、スイスイ気持ちよく読めました。
ふーん、そうだったのか…
ま、読むだけなら気軽に読めばいいと思います。ただし、その是非や、これをどう動かすかなどと考え出すと、すごい無力感に陥りそう。共産革命の「希望(という名の幻想)」が潰えた現在、ことの是非さえも判断困難な印象がある。ふぅ…
いろいろ気になる記述はあったのだが、1点だけ。官僚を扱った第2章に、警察官僚出身で1986年に中曽根内閣で内閣広報官に就任した宮脇磊介のインタビュー「官僚道」が収められている。いろいろ良いことも言っているのだが、中にこんな記述がある。「2年先輩の佐々淳行は官僚を『護民官』、宮脇は『牧民官』と呼ぶ」(p160)。ボッ、ボッ、ボクミンカン?
ボクは放牧の牧。手元の漢和を調べると、「牧」は「家畜を放し飼いにする。飼育する。統治する」などの意。
鼓腹撃壌の昔から、イマドキの環境管理型権力まで、国を治める方々のご苦労には頭の下がる思いでした…って、こんなイヤミなんて、まったく届かないんだろうな。