渡部昇一氏の著書「まさしく歴史は繰り返す」の中で、”高橋是清が日露戦争のための公債の引き受け手を探した時、半分を引き受けてくれることになったユダヤ人資本家シフはスティーブンソン作の吉田松陰伝を読んだことがあり、日本に強い関心を持っていた”という記述を読みました。その時、外国のインテリの知性の高さに驚いた記憶があります。まさかジェイコブ・シフ(日露戦争関連の書物ではよく登場します)も当時読んだスティーブンソン作の吉田松陰伝の全訳が今日読めるとは想像もしませんでした。訳された吉田松陰伝の部分は短いですが、著名な小説家のスティーブンソンがなぜ吉田松陰の自伝を書いたのかについて(それも日本で書かれた吉田松陰の伝記より早いという)、その経緯を詳細に調べており大変興味深かったです。松陰ファンとしては嬉しい著書です。