前書きで、こんな経済状況の中で生活防衛のためにはどうすべきなのか、資金を増やす算段はどうあるべきかをさぐるために書いたと池上氏は書いている。扱うテーマは類書のなかではかなり広い方に属する。お金の歴史、銀行、投資(株式、株価、債券、投資信託、FX、金投資、ETF、先物取引)、保険、税金、円高、GDP、デフレとインフレ、給料とボーナス、格安商品の仕組み(航空運賃、格安旅行)、ギャンブルの経済学ときわめて広範です。したがって広く浅くにならざるをえない。日頃から経済やお金のことに関心があって一定以上の知識のある方はこの本を読んでも得るところは少ないと思われる。今までそういったことには全く無関心であったという人にぴったりの基礎の基礎が詰まった内容です。
この本を読んでおくと、投資信託にしろ、保険にしろ大枠の理解ができるので思ってもみなかった損をするということがかなり減ると思われる。