全体によくこなれていて解りやすいと思ったらどうやら著者の講演内容を文章化してあるようです。というのもこの本を読んでから同じ著者の
「若返り血管」をつくる生き方 (講談社プラスアルファ新書)を読んだのですが、前半部分は同じ内容でしたし、実際講演で話している内容だと書いてありました。
ただ出版年度が新しい分最新の医学情報を知る上ではこちらの方をお読みになるといいと思います。また情報量もこちらのほうが多いです。そのかわり前著には日常できる簡単な体操の解説がいろいろ書かれています。
私が特になるほどよくわかったと思ったのは、右手を使った心臓の大きさと位置、その右手に左手の指を重ねることでわかる冠状動脈のおおよその位置関係です。こんな小さな拳ひとつ分の心臓が私の命を一生支えてくれているのだと思うと、わが心臓ながらいとおしさと、ありがたさをしみじみと感じました。(ちなみに心臓の大きさと位置は前著でも書かれていますが、冠状動脈のおおよその位置関係の把握の仕方は書かれていません。)
また著者は血管年齢の測定法である、「加速度脈波加齢指数」を考案された方だそうです。単なる一般の医師ではなく血管と血圧の専門家ですから、正確で最新の情報を大変わかり易くいろいろな例を交えて解説してあります。おそらく数百円では決して聞けないであろう専門医の講演内容をより分かりやすく図も交えて説明してありますから、血管、血圧が気になる方、そういうご家族がいらっしゃる方はぜひ一度お読みになることをお勧めします。