「マネジメントのための」とタイトルには書かれているが、これからIFRSを飯のタネにしようと思ってる会計士やコンサルタントこそお勧めする。プリンシパルベースで細かいところは経営者が判断する必要があるとは言われているが、根っこのところがわかっていないと判断の仕様がない。本書はまずその根っこを明らかにしている。収益費用アプローチで体系が成立している日本の制度会計で頭が凝り固まってるとIFRSでは足を踏み外すことになる。まずは資産負債アプローチの概念がわかってないとダメと最初に筆者は言い切る。そしてIFRSはプレゼンテーションのためのフレームワークだと評価する切り口が素晴しい。いわゆるテクニカルな基準の解説書も必要だが、まずこの書で「根っこ」のところを理解しておくべきだと思う。