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知らずに他人を傷つける人たち (ベスト新書)
 
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知らずに他人を傷つける人たち (ベスト新書) [新書]

香山 リカ
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

妻や部下の問いかけに答えない、無視する、ため息をつく、バカ
にした笑いを浮かべる、「自分で考えろ」と言う......。家庭や職場での精神
的暴力、モラル・ハラスメントが話題です。「セクハラ」の次に来た新種のハラ
スメントは一体何モノ? 加害者は、言葉や態度によって巧妙に相手を傷つける
ことによって、相手を支配し、隷属させようとし、被害者は気づかないうちに相
手の術中に陥り、「悪いのは自分のほう」という意識にまでなるといいます。
職場においてモラハラがはびこると、社員のメンタル・ヘルスに悪影響を及ぼ
し、企業の生産性が低下するのはいうまでもありません。

モラハラは病気なのか、モラハラをなくすにはどうしたらいいか。また、モラハ
ラをしないようにするには何に気をつけるべきか。

本書は、日本人の精神科医による初のモラハラ解説本です。

内容(「BOOK」データベースより)

新種のハラスメントがやってきた。職場や家庭でのいじめや嫌がらせを表すことばとして新たに登場したのが、モラル・ハラスメント(モラハラ)だ。加害者は、言葉や態度によって巧妙に相手を傷つけることによって、相手を支配し、隷属させようとする。被害者は気づかないうちに相手の術中に陥り、「悪いのは自分のほう」という意識にまでなるという。職場においてモラハラがはびこると、社員のメンタル・ヘルスに悪影響を及ぼし、企業の生産性が低下するのはいうまでもない。モラハラは病気なのか、モラハラをなくすにはどうしたらいいか。また、モラハラをしないようにするには何に気をつけるべきか。

登録情報

  • 新書: 192ページ
  • 出版社: ベストセラーズ (2007/2/9)
  • ISBN-10: 4584121354
  • ISBN-13: 978-4584121351
  • 発売日: 2007/2/9
  • 商品の寸法: 17 x 11 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 1.0 30代うつについて, 2008/3/29
レビュー対象商品: 知らずに他人を傷つける人たち (ベスト新書) (新書)
私は香山先生と同じような仕事をしています。私が知っている限り、いわゆるメンタルヘルスに関連する職業に就いている人々の間で彼女が話題になることはほとんどなく、全く読まれていないと言っていいほどです。それには大きな理由があるように感じます。香山先生は「30代うつ」を提唱されておられます。この本でもそのことが触れられています。典型的なうつと異なり、状況の変化がきっかけでうつになっているように見える、被害的、他罰的で自己正当化する傾向がある、また、周囲にハラスメントを行うこともあり、対処が難しい、というような「うつ」のことを彼女は指しておられます。驚くべきことに、「30代うつ」と彼女が名付けた理由は、現在職場を精神疾患で休職している割合が高い年代が「30代」だからというのです。これでは職場を精神疾患のためにやむなく休むことになった「30代」の方々に対し、社会的偏見を持たせることになりかねません。「30代」の方々の「うつ」はやはり疲れ切った責任感が強い「うつ」のかたが大半であり、彼女が言及している「30代うつ」の人はむしろ少数派と思われるからです。それゆえに、この本自体が実は30代の精神疾患の方々を追い込むハラスメントといえます。他の方も触れておられましたが、そんなに「30代うつ」が多いのなら、まず精神医学の学会で発表すべきでしょう。それが出来ないのに、一般の方々相手に根拠の乏しいいい加減なことを言って「警鐘を鳴らす」のはもうおやめになって頂きたい。同じような内容のご著書が数多くあり、「専門家」としての自負はお強いようです。しかし、その実質は極めてお寒いものであると思わざるを得ません。彼女の本の内容がそのまま信じ込まれないことを患者さんのために切に願います。
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31 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 着眼点は良いが・・・, 2008/7/10
レビュー対象商品: 知らずに他人を傷つける人たち (ベスト新書) (新書)
 セクハラ・パワハラ・モワハラ・・・様々なハラスメントが多い中、もっともポピュラーと言えるセクハラに着眼せずに、最近急増しているモラハラに着眼したのは、少し時代の先を読んだ著者の着眼といえ、評価できる。
 香山氏は、今現在日本で起きている、決して小さくない問題を、タイムリーに鋭利な触覚で問題提起し、すぐ書物として出版することが出来る能力を持っており、ここは大いに評価して良いと思う。

 しかし、残念ながら、「ではどうしたらいいのか」という結論が薄かった。香山氏は何が出来るのかでも良いし、政治や福祉、国民は何をすべきかでもよいが、問題提起をしたら「課題」を出さなければいけないことくらい、社会人であり学生に教える立場でもある香山氏が知らないはずはないと思う。
 まさかこの本を、モラハラしている同僚や企業に読ませるわけにも行かないし、具体的に個人で出来る解決方法の結論がないため、感想が希薄で、読んだ気がしない。この本で評価できるのは、鋭利な着眼点だけである。

 ただし、これを熟読して欲しいモラハラ人間は、この社会に多数いるのは事実だが(笑)。そういう人に限って自覚がないから、この本に触れようともしないだろう。その対策方法が記載されていなかったあたりが、ややもどかしく思う。
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81 人中、68人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 モラハラを考えるために必読の書, 2007/7/8
レビュー対象商品: 知らずに他人を傷つける人たち (ベスト新書) (新書)
イルゴイエンヌ医師の『モラル・ハラスメント』という翻訳本は、欧米の自己愛性人格障害に起因するモラハラについて書かれていたが、日本人として読むと、どうしても違和感があった。香山氏は、欧米型のモラハラと、日本型のモラハラには、前者は、より反社会性人格障害に近い傾向、後者は、よりコミュニケーション障害(対人関係下手)に近い傾向があるとして、日本人が考えるべきモラハラとは何かについて新たな視点を提示してくれた。この意義は大きいと思う。

モラハラがない世界というのは、みんな「いい人ばかり」の世界になってしまって、そんな世界はありえないという気持ちもするが、読んでいて感じたのは、モラハラというのは、結局、人間性に対する罪なのではないかということだ。

相手のことを慮ること。自分の主張を通すときでも、相手の人格を否定しないこと。こういう当たり前のことが、実際にやろうとすると実に難しいのではないだろうか。後ろのほうについていた、モラハラにならないためのチェックリストでダメな例として挙げられていた言葉や態度は非常に参考になった。

職場の人間関係で悩んでいる被害者はもちろんだが、むしろ、潜在的な加害者に読んでもらいたい本だと思う。
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