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知の鎖国―外国人を排除する日本の知識人産業
 
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知の鎖国―外国人を排除する日本の知識人産業 [単行本]

アイヴァン ホール , Ivan Hall , 鈴木 主税
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

真っ先に「市場開放」すべきは日本の知識人業界だ!法曹界、ジャーナリズム、アカデミズム、論壇―様々な分野にはびこる「排外」の構造と心理を仮借なく暴く。

内容(「MARC」データベースより)

真っ先に「市場開放」すべきは日本の知識人業界だ。法曹界、ジャーナリズム、アカデミズム、論壇、様々な分野にはびこる「排外」の構造と心理を仮借なく暴く。日本のインテリの島国根性を告発する。

登録情報

  • 単行本: 293ページ
  • 出版社: 毎日新聞社 (1998/03)
  • ISBN-10: 4620312150
  • ISBN-13: 978-4620312156
  • 発売日: 1998/03
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
プリンストン大学の小林先生が、日本の知人に対してもっと国際化しなければならないという趣旨のメッセージを発していらっしゃいます。

この本は、それらのレターの中で紹介されていました。1998年の本ですが、原題は「Cartel of Mind」で、日本には「心のカルテル」があり、日本の知識社会、特に、法曹界、ジャーナリズム、高等教育(大学)が、外国人に対していかに閉鎖的か、ということが、歯に衣着せずにこれでもか、と思うほど批判的に書かれています。

日本人からみると、非常にショッキングな内容です。世界は確実にグローバル化に向かっているようですが、残念ながら、もしかすると最近の日本はグローバル化の努力を怠っているのかもしれません。そのように感じることがあります。

日本の社会だけでなく、会社の中でもそうです。私はグローバル化の最先端を走る米国企業に長いこと勤めていましたし、今では日本を代表するグローバル企業の一つに勤めています。しかし、会社の中でも日本の閉鎖性を感じることがしばしばありましたし、今もあります。

Ivan Hallはこのような閉鎖性を打破するには、外国の政府や産業が一貫して外圧をかけなければならない、と言っていますが、しかし、おそらくこのような「外圧」だけでは日本の閉鎖性は変わっていかないでしょう。私たちの一人ひとりの心の中にある、「外国人と話すのは面倒くさいな」と思う無意識の心を正面から見据えて、少しずつ変えていかなければならないのではないかと思います。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By BCKT
形式:単行本
法曹界やメディア業界はよくわからないけれど(そいやケント・ギルバートが不平を言ってたし,ブルームバーグが本格参入してきたら,日経新聞社は独占市場を食われるだろうなぁ),大卒としては,大学には,とくに英文学など外国文学を専門とする学科には,もっとたくさんの外(国)人研究者がいてもよいと感じたことを思い出す。そう言えば,大学で英会話を教えてくれていたジョン・マートルー先生は,いつの間にかいなくなってたなぁ。もし外国人研究者が日本人と同じ条件で就職できるようになると,とくに外国文学をやってる日本人研究者は就職が難しくなるだろう。大学への就職って,鷲田小彌太『大学教授になる方法』が言ってたけど,結局はコネなんだよね。外国に対しては労働市場鎖国だ(ならなんでイラン人はあんなにたくさん東京にいるんだろうか?)。「国際化」「インターナショナリゼーション」とか「グローバリゼーション」とか,なんだかよくわからない単語は頻繁に流通しているけど,村上龍が『アメリカン☆ドリーム』(講談社文庫)で言ったように,沖縄戦でビビって本土決戦を諦めた国民には,外(国)人の労働市場への流入は精神的な恐怖なんだろうなぁ。大学や金融業界でのこういった事情に詳しい(と思われる)副島隆彦なら,なんと言うだろうか?
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形式:単行本
二十年ぐらい前だと思う。カレル・ヴァン ウォルフレン氏の 「日本/権力構造の謎」を読み終えた。それから五年後ぐらいに、本書を読んだ。

「日本/権力構造の謎」には、本書と重複しているテーマが非常に多い。ただし、本書との意見の違いもあった。ウォルフレン氏は、日弁連に対して好意的だ。警察権力の分析に多くの紙数を割き、無辜の市民の人権を守るために日々格闘している日弁連を評価している。同時に、弱い市民が国や企業を訴えるチャンスを人為的に制限するため、弁護士の人数を制限することに対して強く批判している。「弁護士の人数を増やすこと」に日弁連が賛成するか反対するかについては、ウォルフレン氏は言及していない。

本書で非常に鋭い指摘だと思ったのは、

外国人弁護士の日本での活動に制限を設ける理由として、「(日本の司法試験に落ちたけど)アメリカの法曹資格付与試験に合格した弁護士志望者が裏口から日本に大量に再入国してくる」ことを(日本の弁護士が)恐れているからだ

という指摘だ。外国人弁護士が日本で自由に活動できるようになれば、日本の司法試験に大きな抜け道ができてしまいかねない。

日本の弁護士が「外国人弁護士が日本の法律サービス市場に参入を制限する」ことを正当化するためのバカの一つ覚えの論法として

「日本の法曹の質を維持するために、難解な司法試験を実施している」

という論法がある。一見すると、もっともらしい理由だ。
しかし、日本の民事訴訟は、弁護士資格の無い素人の本人訴訟が可能だ。
「民事訴訟で、相手方が(弁護士資格の無い素人の)本人訴訟だった場合、敗訴した弁護士は引退するのか?」
という疑問が湧く。(難解な司法試験に合格した)弁護士が素人相手に敗訴するのは、弁護士資格を付与したこと自体が間違いだったからだ。素人に敗訴した弁護士の法曹資格を剥奪することで、弁護士の質を適正に維持できる。しかし、現実には、「素人に敗訴したら引退する」という誓約書を弁護士会に提出している弁護士は存在しない。
日本の弁護士は、弁護士資格の持つプレミアが目減りすることを死ぬほど恐れているようだ。外国人弁護士排斥の理由は、弁護士資格の持つプレミアだと思った。

弁護士以外の本書のテーマについて。

出版元が毎日新聞社であるにもかかわらず、記者クラブに対する批判が掲載されているのはかなり珍しいことなので、非常驚いた。

阪神大震災の時、外国人医師の日本での医療活動に制約を設けたことがわずかに掲載されている。弁護士で一章を設けたなら、医師についても一章が欲しかった。

十年以上以前の本ですが、記者クラブがわずかに開放されたぐらいで、この本のテーマの本質は動いていないと思われます。特に、将来の進路を考える学生の方、「日本/権力構造の謎」と併読されることを自信を持ってお勧めいたします。
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