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知の編集工学 (朝日文庫)
 
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知の編集工学 (朝日文庫) [文庫]

松岡 正剛
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

自分も世界も編集できる。インターネット時代の考える技術初公開。ネットワーク社会の最先端を担う知のファクトリー、編集工学研究所を率いる著者が、来たるべき知識会社に向けて秘蔵の情報術を公開するハイパーマニュアル。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「MARC」データベースより)

ネットワーク社会の最先端を担う知のファクトリー、編集工学研究所を率いる著者が、価値ある情報の発見と発信のためのノウハウを公開。言語や記憶の秘密から知の快楽まで、来たるべき知識社会に向けての必須の情報術を説く。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 346ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (2001/02)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4022613254
  • ISBN-13: 978-4022613257
  • 発売日: 2001/02
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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37 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 人間だれもが関係する話, 2004/7/3
By 
レビュー対象商品: 知の編集工学 (朝日文庫) (文庫)
 著者の捉える「編集」は、一般的な「本を編集する」などの意味とはだいぶ異なる。著者は「編集」を、人間だれもが生活で行っているものとして、捉えている。それは、世の中に溢れる情報を頭の中で整理したり、他の人とコミュニケ-ションをとったりといったようなことだ(もちろん、それはごく一部にすぎない)。

「編集工学」とは、ごくかんたんにいえば、そうした人間の生活が編集作業をする方法やシステムを探っていくというものだ。たとえば編集技法にも「収集」から始まって、「創造」にいたるまで、64に細分化されている。この本の中には、モノゴトの分類分けがよく出てくる。

 また、その編集工学の支えとなる、知識の量も膨大である。マルチメディア発達の場についてなど、物語のプロトタイプや理系・文系といった枠を超えたバックグラウンドの数々が披露される。編集というものに興味がない方であっても、教養を得ることができる(それも編集の一部)。
 読んでいてとくに驚いたことがふたつあった。

 編集工学ということをなぜ、著者が考えるようになったのか、その動機が意外なまでごく個人的な体験から来ているものだったということだ。

 そして、そのごく個人的な体験から編集工学を体系化するまでの間に、著者が行ったエクササイズの全貌だ。ぼおっとしていると頭の中に浮かんでくるモノやコト(情報の断片)を、そのままの状態にしながら観察するという、とても高度なエクササイズをして、頭の中の編集状態を調べていったという。たんに得られた知識を編集して編集工学の体系をつくったのではなく、そうした実験がなされていたのだということに驚いた。

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11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ”『編集工学』への思い”が見えます。, 2009/7/21
レビュー対象商品: 知の編集工学 (朝日文庫) (文庫)
松岡氏が考える「編集工学」について、
 ●氏がこれを研究するに至った動機
 ●『編集工学』の内容
について書かれています。

「編集工学」では「述語的であることを重視する」と言うように(?)、「ある語句の説明がまた別
の未説明の語句で説明される」という調子で分かりにくい表現が多々あります。

  例えば、
  「私は、何かによって『保存』され何かによって『関係』させている当体を、私の造語で
   『エディットリアリティ』と呼んでいる。すなわち『編集的現実感』というものだ。
   (P172)」
  と重要なキーワードが提示されますが、内容が分かりにくい。読み進めると、100ページ
  後に、
  「『エディットリアリティ』を厳密に定義することは難しい。厳密を超えている概念
   であるからだ。しかし、三つの特徴がはっきりしている。第一に、『エディットリアリ
   ティ』は主語的でも対象的でもないということだ。第二に、『エディットリアリティ』
   は述語的に広まり、述語的につながっていくということである。・・・・」
  という調子である。

  もう少し分かりやすく編集して欲しかった(笑)。

しかし、内容的には極めて面白いです。
以下、ポイントを掻い摘んで紹介します。

1.「編集工学」を研究するに至った動機
  ・個々別々の編集的な作業に潜む共通の特徴を集め、これをつなぎ大きな『編集エナジ
   ー』というべきものが歴史や社会の中で働いてきたということを明示化したい。
  ・私はもともと『内容の提示』というよりも、『方法の冒険』を目指したかった。
  ・生物が組織を形成するに当たっては、『情報を自律的に自己調整する機能』という仕組
   みが働いている。・・・この考え方はそれまでの科学が因果律や要素分類を重視してきた
   のに対し、『プロセスを重視した科学』がありうることを告示していた。・・・この考え
   方にひとかどの共感を持った。
2.「編集工学」とは
  ・情報の連鎖の感覚を自覚的に再利用することが編集技術
  ・自分の知っている情報を分節化しておくことが、未知の分野への挑戦では劇的効果を生
   む。
  ・『要約』という『情報圧縮』のメカニズムは全くわかっていない。
  ・私たちは『記憶の構造に情報を当てはめている』のではなく『編集の構造を情報によっ
   て記憶している』。
  ・編集工学では『述語的であること』を重視する。これにより『意味単位のネットワー
   ク』ができる。
  ・『考える』ということは『意味単位のネットワークを進む』こと。
  ・『分節して関係づけよ』。これが編集工学のモットー。
  ・『編集』は『創発』する。私たちは『編集』を通して自然や社会を見ている。
  ・『編集』作業を通してみると、『時空の距離感』を手にすることが出来る。
  ・編集的創発性を支える7つの視点
   (『自然は何故階層を持つのか?』、『生命はいつから相互作用の中に入ったの
    か?』、『人間は何故自己を知ったのか?』、『社会は何故組織を必要としたの
    か?』、『歴史は何故混乱を好むのか?』他)

本書を「編集工学」の解説書とみると難しい内容です。
むしろ、氏の「編集工学」への思いを随筆風に書いていると思った方が良いですね。

他の著作と合わせて読むと、『編集工学』が見えてきます。

 
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24 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 編集工学のノウハウ, 2001/4/11
By カスタマー
レビュー対象商品: 知の編集工学 (朝日文庫) (文庫)
数多く出ている著者の編集工学の本の中でも一番簡単に まとめて書かれている本です。 そして一番本業(編集工学そのもの)について書かれている本なのではないでしょうか? ただし文庫の為、膨大な編集工学の項目一つ一つを読み解くことは難しく、分厚い本で一項目に一章を費やすか、 一項目について一冊くらいのボリュームがちょうど良いと思います。 しかし、これだけ見ても編集工学の一端しか知ることが出来ません。 自分の中で編集を繰り返しながら、もう一度基本に立ち帰ってみるときにちょうどいい本かもしれません。
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