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知のオデュッセイア―教養のためのダイアローグ
 
 

知のオデュッセイア―教養のためのダイアローグ [単行本]

小林 康夫
5つ星のうち 1.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

『知の技法』から15年 教養を求め続ける大人たちにおくる、出会いと対話の愉悦

本質的他者との対話への準備がないものは大学を去れ! ――時に創造的に介入し、または偶然に導かれて、「出会う」力とは。自らの枠を超えて呼びかけに応答し、「人間についての新しい思考」を模索する旅を綴る。『知の技法』から15年、教養を求め続ける大人たちに贈る、アクティヴィストとしての本領を存分に発揮したエッセー。

内容(「BOOK」データベースより)

本質的他者との対話への準備がないものは大学を去れ!―時に創造的に介入し、また偶然に導かれて、「出会う」力とは。自らの枠を超えて呼びかけに応答し、「人間についての新しい思考」を模索する旅を綴り、「知」のアクティヴィストとしての本領を存分に発揮したエッセー。

登録情報

  • 単行本: 288ページ
  • 出版社: 東京大学出版会 (2009/8/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4130130269
  • ISBN-13: 978-4130130264
  • 発売日: 2009/8/25
  • 商品の寸法: 19 x 13.5 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 1.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 409,364位 (本のベストセラーを見る)
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By 大輔
形式:単行本
 本作品のもととなった連載中も、読者にまた本書の中心となっているインタビュー相手にも、多くの疑問を抱かせた奇妙な思考が、そのまま本となっている。哲学の世界では、このような「思考」が「知の遍歴」とみなされているのだろうか。哲学者のレビューを読みたいところだ。
 本書の刊行後、連載もとの『UP』に「後日談」が載っている。これは本書の宣伝を兼ねて、立花隆氏と対談を行ったその記録である。ここにまさに本書の、より正確には著者の思考の欠陥が明瞭に浮き彫りにされている。ところが著者の小林氏は、相変わらずその欠陥に対して無自覚である(でなければ無反省に記録を公刊しないであろう)。再録すると:

 う〜ん。「偶然」ということは、まあ、事実と経験に重点を置き、それ以上の超越的な意味を仮定しないということになるわけで、そこまではっきりと言われると、わたし自身はそうじゃないよなあ、とちらっと呟くように告白すると、
 
立花 本当ですか?全然そう思わなかった。
小林 ええ、同じ仲間だと思ってた?
立花 小林さんって、そういう人じゃないと思ってた。
 あとから思い出すと、こここそ、立花さんと私の間にある種の深淵が口を開け、(以下略)

 連載中も、こここそが小林氏の思考の最大の欠陥であることが、くりかえし対談相手から指摘されていたにもかかわらず、それを固持し続けるのはなぜか。立花氏は、この本について「よく複素数の話が出てくるでしょ?」と指摘し、また対談中に「神的っていう、その<的>がわかんない。なにをもって的、的、的・・・(笑)」と疑問を提示する。これは、小林氏の「神」にあたるものが、複素数だからだ。また翻って、そのような内容の本を読んで、すぐにこの思考の欠陥に気付かず、「そういう人じゃないと思っていた」立花氏に対しても、読解力に大いに疑問がわく。
 これが哲学における「知」なのだとすると、東大の哲学は何を学問しているのだろう。
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