2008年12月現在、例えば、PERなどの指標で見れば、某自動車会社の株価は割安と判断できます。ここで、「よし、割安だ! 今が買い」と仕込んだものの、買いを入れたときから株価は下がる一方。「割安なのに何故?」と頭を抱えている方も少なくない。そういう話を聞いたことがあります。
確かに、指標的に見れば割安なのは間違いないでしょう。でも、冷静に考えてみて、リーマンショックに端を発するこの不況下で、果たして、車という高級商品を買う人がどれだけいるでしょうか? しかも、円高が某自動車会社の業績悪化に追い討ちをかけている状況にあります。株価上昇の要素があるのかどうかに目を向ければ、いくら割安だからといっても手を出しにくいのではないでしょうか?
トレード(投資)では、総合力が試されます。上記の例のように、いくら指標が読めても、それだけではうまくいかないことも実際にはあるのです。そして、“トレードの総合力の大前提になるものがトレードのセンスなのです。
本書は、トレード(投資)のセンスをつけるうえで必要な理論(※TPA理論)とさまざまなケースを紹介しています。理論については本書の6ページから、ケースについてはインターネットの本屋さん「マネーのまぐまぐ」で連載中の問題を50問掲載。自分の頭を使いながら、トレードのセンスを養っていける作りになっています。
本書は正解を選ぶこと自体が“主”ではありません。事実、問題によっては、複数正解になるものもあれば、すべてが正解になるものもあります。
読者の皆さんに一番感じていただきたいことは、「どうしてそういう考え方になるのか」です。本書を読めば、冒頭で紹介した某自動車会社の株を買うのであれば、“どういうときになってからがよいのか”が、きっとわかると思います。
※TPA理論
何故、相場が動くのかを知り、どのように対処するのが最も効率的かを知るための3つの理論(「価格変動の本質」「投機と投資(意欲と事情)」「プライスアクション理論」)のこと。
【本書の使い方】
◎本書の正しい使い方は「正解を導くこと」にあるわけではありません。問題を読み、自分の頭を使って、投資がトレンドを作ることを知り、投機がボラティリティを作ることを叩き込み、値動きに素直に従うことの大切さを身につけることにこそ、本書の狙いがあります。
◎本文の中には、繰り返し、似たような著述が出てきます。何度も繰り返して説明しているところは、読者の方々にぜひとも覚えていただきたいところになりますので、重点的に読んでください。
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最も参考になったカスタマーレビュー
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
できれば文庫にして欲しい本,
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レビュー対象商品: 矢口新のトレードセンス養成ドリル Lesson2(相場力アップシリーズ4) (単行本(ソフトカバー))
本書は「プライスアクション」に対してどう動くべきかの指針を解説した本。これまでに書かれた本と比べてやや頭を使う(?) ような内容となっている。 「マーケットがこう動いたら、どう判断して行動するべきか」を 判断できるようにするのが目的のようだ。内容自体は「ドリル」と しているだけあって、徐々に進める形式で実践的だ。ただ、全体的に 面白みに欠けるきらいがある。 矢口氏の本を読むなら、まず「生き残りのディーリング」を 熟読するべきだろう。他の本はそれからだ。 なお、できればこうしたドリル形式の本こそ文庫にしてもっと気軽に 読めるようにしてもらいたいものだ。
5つ星のうち 4.0
Vol1に比べてやや難易度が高い,
By キング尾崎 (セントアンドリュース) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 矢口新のトレードセンス養成ドリル Lesson2(相場力アップシリーズ4) (単行本(ソフトカバー))
矢口新のトレードセンス養成ドリル Lesson1の続編です。Lesson1に比べるとややファンダメンタル的な内容が増えたと思います。 これを買うならLesson1と併せて読むと相場力が上がると思います。
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