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睡眠の科学―なぜ眠るのかなぜ目覚めるのか (ブルーバックス)
 
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睡眠の科学―なぜ眠るのかなぜ目覚めるのか (ブルーバックス) [新書]

櫻井 武
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

実は謎だらけの「睡眠」を第一人者が解明!眠る理由さえ定かではないほど、睡眠はいまだに謎に包まれている。「オレキシン」が睡眠に重要な役割をはたすことを初めて発見した著者による睡眠解説の決定版!

内容(「BOOK」データベースより)

人生の3分の1もの時間を費やしてまで、ヒトはなぜ眠らなければならないのか?いまだ答えが出ないこの究極の問いに、睡眠研究をリードする著者が迫る!眠りが脳にもたらす恩恵、睡眠と覚醒を切り替えるしくみ、不眠や夢遊病の原因…。睡眠を科学することは、脳の根本的なシステムを知ることである。

登録情報

  • 新書: 248ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/11/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062577054
  • ISBN-13: 978-4062577052
  • 発売日: 2010/11/19
  • 商品の寸法: 17.4 x 11.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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著者の櫻井武・金沢大教授はかの天才研究者・柳沢正史テキサス大教授の後輩(ご両人ともに筑波大医卒)にして、テキサスの研究室にも一緒におられた事のある共同研究者でもある。
その柳沢教授とは、一般の方にも超有名な山中伸弥京大教授(iPS)と並んでノーベル医学生理学賞に最も近い日本人研究者と言われているお方である。

眠りには大きく別けて3つある。
1)リズムで眠る。(概日リズム・セロトニン/メラトニン系・体内時計)
2)疲れて眠る。(睡眠負債)
3)腹一杯で眠る。

この3番目の眠りに大いに関係する脳内ペプチド・オレキシンの発見(1998年)で世界的に有名なお方が櫻井教授なのである。
実はこのオレキシンの発見で停滞気味であった睡眠科学に大きな「ブレイクスルー」が訪れたのである。
そのオレキシンの発見に纏わるエピソードは第4章(99p〜)からじっくりと語り始められる。
オレキシンとナルコレプシーという奇病との関連についての物語はまるで小説を読むようで面白い。

そしてオレキシンという物質が明かした「覚醒」の意味とは(125p〜)。
それは従来の睡眠・覚醒という概念だけでなく、動物の行動や意識・悍状などをも包括する適切な覚醒状態を維持するための実に巧妙なシステムであった。
そして終章(219p〜)は「なぜ眠るのか---私の仮説」。
筆者はレム睡眠とノンレム睡眠を別けて鋭く考察する。
ここは読んでのお楽しみとしよう(笑)。

尚、オレキシン受容体拮抗物質は既にフェーズ3に入っており、著者は近々画期的な不眠症治療薬になるであろうと予言する。
この本は睡眠科学の最新の所を幅広く知る事が出来る良著である。
不眠症に悩む方だけでなく、一流の科学読み物としても皆様にお勧めする。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By wata
私にとって睡眠は永遠の謎でした。これまで多くの類書を読みましたが、満たされることはありませんでした。
しかし本書をとって、最近の進歩を知らされ、理解を深めて驚きの連続でした。
こんなに充実した著書を出版された著者には深く感謝します。内容として睡眠についての記述は勿論ですが、
周辺の脳科学についても適切に記述され大変有益です。丁寧な索引や引用文献も記載されていて、
著者の真摯な態度に尊敬の念を覚えます。
ただ一つ不詳な点があります。脳の松果体から分泌される睡眠ホルモンのメラトニンについて全く記述が
無い点です。是非次回の改訂版の折には、この点を言及して頂ければと思います。
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23 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 昨今の健康ブームやノウハウ本の流行もあって、本屋には睡眠関係の書籍がたくさんある。これらの本の多くは、どうすればよく眠れるか?についての「コツ」を書いたものである。またそのコツの多くは根拠のないエセ科学に基づいている。

 一方、この「睡眠の科学」は、どうすればよく眠れるか?の「コツ」について述べた本ではなく、睡眠研究の最先端について述べた本であり、まさに「科学」について書かれている。それゆえ、知らないことを知りたいという知的好奇心を存分に満たしてくれる本である。第一線の科学者が睡眠の仕組みについて平易に書いてあり、ワクワクしながら読み進めることが出来る。

 個人的には、レム睡眠はノンレム睡眠よりも覚醒に近い、という記述が大変興味深かった。
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