前作よりホラー度を増し、ますます面白くなって戻ってきた「東都幻沫録」シリーズ。
新しいキャラクターも増え、今後の展開が楽しみである。
このシリーズには、謎と秘密が非常に多く隠されており、読者がその結果を先読みすることを許さない。
つまり、最後まで先を読ませないのだ。
キーワードはやはり前作同様「永遠」なのだが、その真意は定かではない。勿論山岸と早瀬という人物も謎のままである。
更なる展開を新刊に期待している。
さて、このシリーズは、ストーリーもさることながら、キャラクターが非常に魅力的である。
冷徹なようで、実はカナリお子様な生物教師、ドクター・カリヤ様。
体力のかけらもないが、美形でナルシストで、唯一の刈谷の理解者光村。
そして、昆虫顔のお人!!好し宇田川。
他にも、親バカで屈託がなく、子供のようで、謎の人物、山岸と早瀬に何かしら係わり合いがある様子を見せるカリヤの父、刈谷都知事や
謎の新キャラクター、アイドル教師池上など、キャラクターが生き生きとしていて個性的だ。
とにかく、退屈が嫌いな人にお勧めしたい。