まず、とても読みにくい本です。なぜならひらがなと漢字の
大きさが太さが違う…それがこれほどまでに読みにくいの原因
ですね。しかもそれで、日本映画の中の台詞をつらつらと多くの
ページを割き、書き連ねてあるのだからたまりません。
本というのは読みやすさも大事な要素で、ヘタに活字で遊んだ
ことで、せっかくの名台詞集が台無しになっていることに
製作者側は気づかなかったのでしょうか。
また着物にしても、これ、そのまんま真似ちゃぁ、お天道さまの
下は、素人さん、歩けないでしょう〜という感じ。みていて
こちらが恥ずかしくなるほどの脱線ぶり。
みられることを商売としている女優さんが、所作を身につけ、
撮影アングル、照明、そしてストーリーがきっちりあって
はじめて「緋牡丹お竜」ならお竜の着物姿が映えるのであって
いきなりこんな格好しちゃ、どうなんでしょう?
全編に流れる品のなさ、安っぽさは如何ともしがたいもの
でした。着物界の錚々たる方々が著者として名を連ねている
のに何故なのでしょう?個性の潰しあいのような印象です。
中に述べられている薀蓄も、薄っぺらな印象で、似た内容なら
「色っぽいキモノ」(井嶋ナギ著)の方が、読み物としても格段に
面白く勉強になりました。
コスプレ大会やかくし芸用として買うにしてもこの値段は
あまりに高いように思います。
怖いものみたさ、よくぞここまで…というところでの☆2個です