この本はすごい。
どうすれば洋服の着こなしができるのか?ということについてとても丁寧に書いてあります。
洋服を着たときの全体のシルエット。色の合わせ方。仕上げの小物使い。
どれもわかりやすく書いてあり、そのヨコにお手本スタイリング写真があります。
ありがたいことに、同じ服を使ったNGスタイリングまであります。
これはもう一目瞭然で、非常に説得力がありまくりです。
しかし、それだけではないのだな。
お手本スタイリングの中には、説明してある着こなし方法以外にもあらゆるテクニックがいくつも重ねてあるのです。
読み進めていく内に、以前の写真を見ると、それが判ってきます。
たとえば、よく出てくるシャツワンピースの着こなし。
前をあけてたてラインを作り、インナーの色を揃え、アクセの色を揃えつつ眺めにしてVラインを強調し、
トップスとボトムスのバランスをとったサイズにし、袖とズボン裾をロールアップしてすっきりさせ……
というのが見えてきます。
最初見たときに、「ほえー、なんかかっこいいよ」と思った理由がだんだんわかってくるわけです。
並の人に出来るスタイリングじゃないなあ、と思います。スゴイ技術です。
あと、カラフルなのがいいですね。
いろいろとオシャレについての本を読みましたが、これだけ色を積極的に取り入れている本は少ないなーと思います。
ベージュとか黒ばっかりでないのが見ていて楽しいです。
もう一つ。
着こなしモデルさんが、それなりに年がいっているのがよいです。
いくらモデルさんでも、年が行ってしまえば、おばちゃんオーラが出てしまいます。
普通に服を着るだけでは、その辺のおばちゃんです(NG写真がそれを示しています)。
でも、スタイリングされたモデルさんは、ほんとにかっこいいって思えるたたずまいです。
これが若いモデルさんだったら、ビフォーもアフターもそれなりにかわいいので、
スタイリング効果をあまり実感できないのではないかと思います。
こういう風に年をとれたらいいなーって思えます。
読むたびに発見のある本です。
そして相当高度なスタイリングが施されています。
すべてを吸収するのはまだまだかかりそうですが、まずはひとつずつ、そうですね、シャツのボタンのかけ方から実践できたらいいな、と思います。