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眼球譚(初稿) (河出文庫)
 
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眼球譚(初稿) (河出文庫) [文庫]

ジョルジュ バタイユ , Georges Bataille , 生田 耕作
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

つねに鋭い人間探求をめざしつつエロスと死の深淵にさまよい、
特異な文学世界を創りあげた奇才バタイユの全貌をここに集大成。著作集全15巻。
--------------------------------------------------------------------------------
浅田 彰 氏 推薦
バタイユは燃え上がる。この彗星は、今夜もまた、ヘーゲルとニーチェの傍をよ
ぎって異様な輝きを放つ。二人の巨人の間で微妙な振動をくりかえすその軌跡を
たどることから、現代思想のすべてが始まるだろう。
--------------------------------------------------------------------------------
処女作 「 眼球譚 」 ほか三篇 ! 著者のエロティシズムの思想を的確に具現化した初期の短編集 ! --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

一九二八年にオーシュ卿という匿名で地下出版されたバタイユの最初の小説。本書は、著者が後に新版として改稿したものと比べて全篇にわたって夥しい異同がある。サド以来の傑作と言われるエロティシズム文学として、「球体幻想」を主軸に描き上げた衝撃作であり、二十世紀の文学史上、最も重要な異端文学のひとつとして評価され続けている。

登録情報

  • 文庫: 170ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2003/05)
  • ISBN-10: 4309462278
  • ISBN-13: 978-4309462271
  • 発売日: 2003/05
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By みやさま トップ1000レビュアー
形式:文庫
 私が16歳のときに知り合ったシモーヌという娘との間に生じた緊密な止むにやまれぬ色情関係。
 その止むにやまれる気持ちが二人をこの上なく恥知らずな挑戦へと駆り立てる。
 小説全般に渡る精液とおしっこと血と欲望の匂い。
 シモーヌが性欲を刺激されるヌルヌルとした「玉子」のイメージは,その後闘牛の「睾丸」,「眼球」へと発展する。
 そして,二人の関心は二人だけの関係に止まらず,うぶで可憐な金髪の少女マルセルに及ぶに至り,彼女を性的に崩壊させてしまう。
 私という一人称で展開される第一部で行き着くところまで行き着いてしまった二人の物語の後,第二部では,バタイユ自身が一部を振り返り,自ら分析をしてみせる。
 また,セリーヌ等の翻訳で有名な生田耕作の文章は,三島由紀夫も絶賛した名翻訳である。
 ぜひ,この魅惑的な物語に酔いしれてみてください。
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17 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
視覚の相対化 2005/11/4
形式:文庫
近代とは身体のあらゆる感覚の中で
視覚が過大に重視された時代でありました。
この著作は視覚への偏りという社会の歪みが
バタイユを通して表現されたものだと思います。

あらゆるものを原初の闇へ
視覚が意味を成さぬ闇の中へ。

理解を深めたい方は
塚原史『ダダ・シュルレアリスムの時代 』
ジョルジュ・バタイユの眼球
を読まれることをお勧めします。

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形式:単行本
「太陽肛門」「供犠」「松毬の眼」

欺瞞的な体裁を繕うことで共同社会の倫理をもて遊ぶ現下日本では、文学自体も横並びで味気なく去勢されている。

バタイユの作品はこうした得もすると人間が陥りがちな卑俗な建前を濾過し、ヒューマンネイチュアーとしての人間を曝け出す。
初期の三作品のなかでは「太陽肛門」と「松毬の眼」が同一系統でつながり、私見では「供犠」が別系統に属すると思われる。
その後1943年の「内的体験」に「供犠」は改題改訂を加えて再録されたとあとがきにはある。
「供犠」は通常のふりがなでは「きょうぎ」となるが、生田氏の翻訳では「くぎ」と訳されている。

おぞましく聞きなれない表題と、日本人作家には及びもつかない痴的発想にいささかでも興味のある方は、どうぞ。

「眼球譚」

作品終章の「回想」によれば作者幼年期の家庭環境を下地として、不随者である父親の姿と母親の狂気を覗き見たという
何かしら出来すぎた創作設定は人口に膾炙されている。
「玉子」と「眼玉」と「尿」の隠喩もこうした生活習慣から感受されたもので、エロティシズムがどうのこのと、受け売りめいて
こじつける必要もなかろう。

またこの巻には作品の続編草案が併載されていて、それによると主人公シモーヌは放蕩15年を経て拷問収容所に囚われの身
となる。現作品の一章セビリヤにおける「無神論者の弥撒」を敷衍したかたちで、罰当たりな淫行の限りを尽くす、見事なまでに
涜神的なご乱行が繰り広げられたことであろう。

このあたり、バタイユがシモーヌ一党の後日談をいかに昇華させたか見たかった。
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最近のカスタマーレビュー
このエロティシズムはすごい!!
恥ずかしながら、ジョルジュ・バタイユの思想を読んだことは
ないですが、この本を読んで、びっくりしました。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: たつなり
見ること、さわること、それ以上のこと
 いや、すごく面白かった。... 続きを読む
投稿日: 2007/8/17 投稿者: きくいちもんじ
エロチック文学って言うジャンルがあったけど
イレーヌのコンとかO嬢とか・・そんな中で1番シュールで面白かったのがこれでした。... 続きを読む
投稿日: 2007/5/14 投稿者: 錦糸卵
眼球(球体)を主軸とした作品
本作は、とにかく眼球(球体)を主軸とした、幻想小説だ。構成はと言うと、第一部は、不可解のまま通り過ぎた謎(例えば、根本にあるバタイユ自身、何故眼球にそこまで執念を... 続きを読む
投稿日: 2006/8/29 投稿者: spellbinding
エロテシズムの極致、三部作の一
 この作は、「死者」「マダム・エドワルダ」と並んで、エロテシズム三部作である。バタイユの最重要書物の一つだ。... 続きを読む
投稿日: 2005/12/14 投稿者: misidazai
「史記」と「眼球譚」
... 続きを読む
投稿日: 2005/8/19 投稿者: daepodong
バター湯
ボクはバター湯様の本を三冊本棚に置いてるよ。
「エロティシズム」と「文学と悪」とこれね。... 続きを読む
投稿日: 2005/8/4 投稿者: 月
「譚」という字が読めなったあなたに。
で背徳的な小説としては、ありきたりですよね。
いかにも、退廃文学好きの少女受けしそうで、... 続きを読む
投稿日: 2005/5/10 投稿者: 馬老頭
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