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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この内容なら少なくとも2000円だよね…,
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レビュー対象商品: 眼中の悪魔 本格篇―山田風太郎ミステリー傑作選〈1〉 (光文社文庫) (文庫)
山田風太郎(愛称山風)の初期に発表された推理小説作品集です。女性のマゾヒズムとサディズムが変転する、もんのすごく密度濃い「虚像淫楽」、短編でどこまでどんでん返しかませるかという野心作「厨子家の悪霊」、愉快なホームズvs漱石物「黄色い下宿人」、新本格数十年さきどりの連作短編「誰にも出来る殺人」など、いままでマニアが泣きながら集めてきた傑作が一冊にまとまった決定版。まじで安すぎる…… 山風さわったことのない推理小説好きにもお勧めです。 その後山風が推理小説を書かなくなってしまったのがしみじみ残念。まあそのおかげで忍法帖や明治物があるのでしゃあないか…
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
粒揃いの短編集。,
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レビュー対象商品: 眼中の悪魔 本格篇―山田風太郎ミステリー傑作選〈1〉 (光文社文庫) (文庫)
数ある傑作推理短編集の中でも、これほど面白い作品が揃っているのは滅多にない。天性のストーリ-テリングにより、トリック云々より一気に読ませる。 江戸川乱歩風の妖しいエロスむんむんであり且つ本格推理の「虚像淫楽」。 シャーロックホームズ贋作ものでは最高の面白さだと思う「黄色い下宿人」。 海外ミステリーと日本的な妖しさが融合し、最後のオチににやりとさせられる「司祭館の殺人」。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
壮絶な一冊,
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レビュー対象商品: 眼中の悪魔 本格篇―山田風太郎ミステリー傑作選〈1〉 (光文社文庫) (文庫)
トリックがどうこう、文章のリズムや美しさがどうこう、ストーリーテリングや着想がどうこう、褒めるべきものは多分にあるが、やはりいちばん凄いのが、人間心理に対する氏の洞察の深さであり、短篇のなかにこれほど多くの登場人物の心の機微を多面的に書き分け、それをひとつの小説として巧みに絡め組み上げる悪魔の如き手腕であろう。 かれのミステリにおいては、殺人のトリックの謎はたしかにすべて解明される。 しかし人間心理、特にオンナの心理だけがミステリのまま残され、読者の読解に委ねられる。 絶妙の余韻である。 単純な謎解きミステリとして終わらず、文学としても秀逸。 もっと多くの人に、特に若い人に読まれるべき作家だ。
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