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眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く
 
 

眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く [単行本]

アンドリュー・パーカー , 渡辺 政隆 , 今西 康子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (39件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く + ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 (ハヤカワ文庫NF)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

進化論の祖ダーウィンが終生悩んだ謎が二つある。

一つは、なぜカンブリア紀以前の地層から化石が見つからないのか? もう一つは、眼という「完璧にして複雑な器官」が進化によって説明できるのか? 本書によって、この二つの問いがふいにつながり、眼の誕生がもたらした壮大な進化ドラマが見えてきた。


5億4300万年前、カンブリア紀の始まりと同時に、生物は突如、爆発的に進化した。カンブリア紀の爆発として知られるこの急激な進化は、なぜ起こったのか?

その謎に挑んだ若き研究者は、もともと貝虫類というミジンコなどの仲間を研究していた。ある日、貝虫がきらりと光る。その光に魅せられ、生物の体色研究にのめりこんだ彼は、バージェス動物の体色を現代に甦らせ、ついにカンブリア紀の爆発の謎にたどりつく。

カギを握るのは「光」。光は生物進化にいかなる影響をもたらしたのか?

地球最初の眼が見た光景とは? そして生物学、地質学、光学、化学などの最新の成果から見出した「光スイッチ説」とは? 画期的アプローチで生命史の大問題に挑む。まさに目からウロコの興奮と驚き、生命進化の奥深さを実感する書だ。

内容(「BOOK」データベースより)

ダーウィン、グールドをも悩ませた爆発的進化の原因とは?5億4300万年前、生命最初の「眼」がすべてを変えた。生物はなぜ、突然、爆発的に進化したのか?そのカギをにぎる「光スイッチ」とは―。生命史最大の謎に迫る、驚きの新仮説。

登録情報

  • 単行本: 384ページ
  • 出版社: 草思社 (2006/2/23)
  • ISBN-10: 4794214782
  • ISBN-13: 978-4794214782
  • 発売日: 2006/2/23
  • 商品の寸法: 19.4 x 14 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (39件のカスタマーレビュー)
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43 人中、40人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本|Amazonが確認した購入
ハクスリーは、ダーウィンの「種の起源」を読んで「これをいままで思いつかなかったとは、自分は何と間抜けなんだ」と叫んだという。本書を読んで、その根幹を成すアイディアに対して同じ叫び声を上げた科学者は、数え切れないのではないか。少なくともぼくはそのひとりだ。

「ワンダフル・ライフ」などバージェス頁岩、カンブリア爆発、エディアカラ動物群などに関する書物を楽しく読んだ人には特にお薦め。生命進化史上最大クラスの大変革である「カンブリア紀の爆発」が、そもそもなぜ起こったのかを説明する仮説が本書の中心である。本書はサイエンス・ライタによる最新科学の「要約」ではなく、現役バリバリの科学者による、まったく新しい考えが込められた学術書である。でありながら、初学者にも優しい、懇切丁寧な背景説明が為されている。説明が非常に丁寧なので、生物学や進化論と親しくしている人は、おそらく最初の4分の1も読まないうちに、本書が提案する仮説が読めてしまうだろう(そして「これをいままで思いつかなかったとは、自分は何と間抜けなんだ」と心の中で叫ぶ)。オチが読めてしまっても楽しく読めるが、証拠を積み重ねて最後に犯人を指摘するミステリ小説のようなつくりになっている本だけに、最後にアッと驚かされた方が、より衝撃的な本だろうと思う。

提示される仮説は合理的で隙のないものに見えるが、現状ではやはり仮説である。生命科学の領域にいくつも築かれた知識の石塔の中でも、ひときわ高い塔の天辺に、ひときわ輝かしい石が積まれたようなものだ。この後この上に、どんな石を積み上げることができるのか、石を積むチャンスは誰にでもあるし、もしかすると誰にもこれ以上、石は積めないのかもしれない。ワクワクする。
このレビューは参考になりましたか?
47 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 これは面白い!厚い本ですが、一気に読んでしまいました。

 古生物学・動物学の最先端を伝える科学書にして、進化史上最大の謎に迫る極上のミステリー!そして(訳者後書きにもありますが)一人の若き科学者の”青春”の軌跡でもあります。

 進化の歴史上“最大の事件”と言われる5億4300年前の「カンブリア紀の爆発」は何故起きたのか?タイトルから予測はつくと思いますが、キーとなるのは“光”そして“眼”。著者は、化石研究、動物学、物理学から遂には天文学まで、多彩な科学的知見を駆使し、現代と太古を縦横に行き来しながら、“光”と“眼”こそが、カンブリア紀に始まり、現在にいたる、多様で豊かな生態系を作り上げた原動力であることを明らかにしていきます。

 何より驚いたのは、化石に残された“構造”の分析により、5億年以上前の生物の“体の色”を蘇らせるくだり!化石によって古代の生物の“形”を知ることは出来ても、“色”だけは想像に頼るしかない、と思い込んでいたのですが、いやぁこんなアプローチがあったなんて!

 …などなど、まさに眼からウロコの話が満載です。

 はっきりとは書かれてはいませんが、この本には、カンブリア紀から5億年以上かかって作り上げられてきた生物多様性を、今、人間が急速に破壊していることに対する、著者の静かな抗議もこめられているように読めました。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:単行本
題名通り、カンブリア紀の生物の大爆発の謎に挑んだ書である。この問題は現在でも定説がない生物学上の謎であるが、著者は「目からウロコ」の説を丁寧な解説で説得性を持って語ってくれる。

まず、有名なバージェス頁岩を含む各地の化石の考察から色の重要性に着目する。ダーウィンの「何か特定の目的を果たすために体色が変化している場合には...」の言葉にもインスパイアされ、生物が色を持つ事の意味を考える。色を識別するという事は光の作用である。そうして光が進化の多様性に大きく影響している事を検証する(光の淘汰圧)。しかし、像を結ぶ"眼"と単なる光感知器とでは機能が大きく異なる。この変化にはどれくらい時間が掛かるのか ? だが、理論的に光感知器から"眼"への変化に有する期間は100万年程度で充分だとする。長い歴史上では、ほとんど瞬時に"眼"が誕生したと考えて良い。そして"眼"が誕生した時がカンブリア紀の開始時点だ。光と言う進化に対して強力な作用を持つ刺激の出現である。これが捕食にも影響を与え(殺戮合戦)、生物の行動様式にも影響を与えた。光(=映像)ある世界と闇の世界の切れ目がカンブリア紀の初頭なのである。

結論だけ聞くと「何で今まで誰も気付かなかったんだ」というシンプルな説だが、化石の考察から始まり、綿密な検証と理論的裏付けを積み重ね、説得力溢れる説にしている。カンブリア紀の大爆発の謎解きに一石を投じる画期的学究本。
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カンブリア紀の爆発に対する光スイッチ仮説
カンブリア紀の爆発、生命大進化がなぜ起こったのかは諸説あるが、本書は「光スイッチ説」すなわち眼の誕生によってもたらされたとする仮説である。これまで、酸素濃度増加説... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: ねぼすけ2004
調査が掘り起こした意外だが説得性を持つ説。
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投稿日: 19か月前 投稿者: MET
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この本が発売された当時は奇抜さを感じ、読まず嫌いで手にしなかったがカンブリア紀のあの奇妙な生き物に曳かれ、たまたま読んだところ感じるところ多々あった。... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: 海
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投稿日: 2010/4/29 投稿者: 眼鏡越しの宙
開眼により世界は一変する。
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投稿日: 2009/3/14 投稿者: 富士川河口にて。
綿密な説明と心地よい流れ
各々の内容に関して非常に説明が丁寧。また、各章のつながりがよく、前の章で理解した内容が次の章でうまく活かされている。結果として、現在読んでいる章が言わんとしている... 続きを読む
投稿日: 2009/1/18 投稿者: kurote
これは事実ではない、仮説のお話
これは一研究者の「眼の出現がカンブリア爆発を引き起こした」という仮説のお話に過ぎない。... 続きを読む
投稿日: 2008/8/25 投稿者: えびあん
結論の根拠が弱すぎる
この本の結論で最も重要な結論である
「目の誕生がカンブリア大爆発の根本的な原因である」... 続きを読む
投稿日: 2008/7/11 投稿者: rate
結局「眼」はどうやって出来たのさ!
皆様と同じ感想ですが、それでも一言言わないと気がすみません。

確かにおもしろい本です。... 続きを読む
投稿日: 2008/7/2 投稿者: すなフキン
多くの知識を体系的に理解し思考する,推理小説のような面白さを学ぶ書
オーストラリアの生物学者アンドリュー・パーカーの書の邦訳版。現存する生物の多くが視覚的情報によって行動が規制されていることに着目し,外見を進化させてきた原因,特に... 続きを読む
投稿日: 2008/4/12 投稿者: MM
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