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42 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一冊でふたりの作家を味わえる本,
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レビュー対象商品: 眠れる美女 (新潮文庫) (文庫)
川端康成の心の内側への旅である。世の中のもの全てを醒めた目でみてしまう者、観察者の悲哀を老人という代弁者に語らせている。川端氏を知りたければ名人などを読むほうが氏をより理解できると思うが、この本には凄いオマケがついている!あとがきである。三島由紀夫氏がこの作品によせて書いている後書きが実に素晴らしい!人を誉めるときはこうすべし!のまさにお手本です。天才二人を楽しめるオイシイ本です。
23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
作者の研ぎ澄まされた感性が光る作品,
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レビュー対象商品: 眠れる美女 (新潮文庫) (文庫)
作者が設定したフィクションは「どんなことがあっても、女性が眠り続けていられること」ただ一点である。それだけで、かくも広がりを持つ世界を創り出すことができるのか。芥川龍之介といい、川端康成といい、純文学といいながら大胆な仮説や技巧を用いて、人間の心の奥底をあぶり出してくれる。 本作においても、「眠れる」美少女たちとの触れ合いをきっかけに過去の記憶をたどっていく形式を取っている。匂いに着目した美少女たちの描写も圧巻であるが、彼女たちは、主人公の過去を思い出すための舞台装置に過ぎない。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「雪国」が退屈だった人へ,
By 宅浪 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 眠れる美女 (新潮文庫) (文庫)
川端康成氏はストーリーテラーではなく本質的には詩人だと思うので「雪国」も、「古都」も、ましてや「山の音」も長すぎると私は思っています。だから、P100程度の「眠れる美女」は最適な長さであり、そして何より内容が素晴らしいです。私はこの作品で初めて川端康成氏がノーベル賞を取った本当の意味が分かりました。ストーリーを楽しむのではなく、感じることが大切なんだと気づかせてもらいました。
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