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真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)
 
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真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫) [文庫]

マイクル・コナリー , 古沢 嘉通
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

リンカーン弁護士がボッシュ刑事と組む! あのミッキー・ハラーが帰ってきた。殺されたライバル弁護士の謎と大物プロデューサーの殺人容疑をはらすべく。ハラーにつきまとうボッシュ。その目的はなにか?

内容(「BOOK」データベースより)

丸一年、わたしには一人の依頼人もいなかった。だが妻とその愛人の射殺容疑で逮捕されたハリウッド映画制作会社オーナーは弁護を引き受けてほしいという。証拠は十分、アリバイは不十分。しかも刑事がわたしをつけまわす。コナリー作品屈指の二人の人気者が豪華共演する傑作サスペンス、満を持して登場。

登録情報

  • 文庫: 416ページ
  • 出版社: 講談社 (2012/1/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062771241
  • ISBN-13: 978-4062771245
  • 発売日: 2012/1/17
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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リンカーン弁護士の2作目。今回の目玉は、何と言ってもコナリー作品のヒーロー:ボッシュとの共演でしょう。脇役ながら、上下巻、物語の節目々でしっかり、リンカーン弁護士 ミッキー・ハラーをサポートしてくれます。上巻は、ゆったりめ、下巻に入ってから、物語が大きく展開します。
アメリカの弁護士界は、担当弁護士が無くなった場合に備え、後任の弁護士を事前に決めておく契約で裁判が行われるとは、初めて知りました。
つまりは、後任弁護士となったミッキー・ハラーが後任の弁護士となり、事件の渦に巻き込まれていく展開は、さすがに文章力も巧みで、どんどんと読み手を引き付ける筆力は、やはりコナリーです。最後に、思わずの大展開もあるし、今後コナリーの誇る二大ヒーローの共演作も、どんどん翻訳されるようで楽しみが増しますね。ボッシュ物の初期作品は、ハードボイルド物で、硬質な文章がとても好きでした。最近の数作は、より読みやすくなっていて、ミステリー色、仕掛けもどんどん多くなってきた感じがしますね。
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24 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
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3〜4年、待ちました。泣く泣く、待ちました。「リンカーン弁護士」も、映画化したのに、ちっとも公開される気配がないし、
「ナイトホークス」なども映画化されるといわれつつ、ちっとも撮影していなし、翻訳されていないものがまだ4、5冊あるらしいし、
ほんとに、待ちました。
ああ、面白かった!!
法廷物では、「評決の時」や、「推定無罪」「法律事務所」など、一時期どばっと面白いのがでましたが、これも負けていません。
今回は、ボッシュは味付け役に徹していて、ボッシュを愛してやまない私には物足りないと言えば物足りないですが、
いいえいいえ、これはこれで、ハラーの主役ぶりがひきたって、なかなかいいですよ。これなら、ボッシュの扱いも許せます。
後ろの解説を読むと、まだまだ彼らの物語や、コラボレーションが続くそうで、困っています。
半年とか、1年とか、どうやって待てばいいの?
読めば読むほど、先が楽しみにならい、また、元に戻って、「ナイトホークス」から何度も読み返してしまう私です。
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本書はロス市警ボッシュ刑事シリーズではなく、ハラー弁護士シリーズの二作目である。しかし、ここにボッシュが登場するので、その興味も手伝って読んだ。

冒頭で検察官ヴィンセントとハラー弁護士が刑事裁判所で対峙し、ハラーに軍配が上がる。その裁判が原因で検察官を辞め、刑事弁護士になったヴィンセントは15年後、事務所駐車場で車に乗ったまま、至近距離から銃弾で撃たれ死亡する。

ヴィンセントの遺言により、彼の抱えていた案件をハラーが引継ぐことになるのだが、ヴィンセントの事務所に行くと、刑事2人が重要ファイルを渉猟していた。その中の1人がボッシュだった。ここから興味ある展開になるのだが、ハラー弁護士シリーズは一人称語りなので、ボッシュも、ハラーから見た印象となり、少しばかり勝手が違う。有能さは窺い知れるものの、冷たい感じが勝っている。

さて、ヴィンセントの抱えていた案件の中で、映画制作会社の会長兼オーナーによる妻と愛人殺害事件が有り、それとは一見何の関わりもなさそうな別の事件も絡み、裁判(ハラー)と捜査(ボッシュ)が錯綜する。

アメリカの陪審員制度は、映画「12人の怒れる男」で表面的に知っていたが、陪審団の中から判事がランダムに選定しても、そこから検察側と弁護士双方から候補者に質問する事ができ、結果、専断的拒否権をもってノーと言えるのが新鮮だった。このように個人的には司法のカラクリが面白いのだが、そういう説明が入ることによりストーリー展開が鈍くなってくる。

ただしこれらのジャブが後で効いてくるのである。下巻に入って拳銃の硝煙反応の証言など読みどころがたっぷり有り、満腹になりかけていた矢先に、さりげない筆致で意想外の展開となるのだが、念入りな伏線が有り、それにも納得させられる。

さらにラスト近く、ハラーとボッシュの印象的な会話が余韻を残す。そしてハラーの娘を見たボッシュに対して、こう描写する。――ボッシュが本物の笑みを顔に浮かべるのを見たのはそのときが最初だと私は思った。この描写が心憎い。色々なことが判明するこのマッチングは、今後更なるエピソードを加えてくれ、ますます楽しみである。
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