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真贋 (講談社文庫)
 
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真贋 (講談社文庫) [文庫]

吉本 隆明
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

読み易く味わい深いベストセラーが文庫に!今、世の中にはあまりにも常識的な「問いと答え」が溢れ本当に考えるべきことが置き去りにされている。空気に流されず自力で考え続けたい人に寄り添う真摯な論考

内容(「BOOK」データベースより)

「小説や詩を読むことで心が豊かになると妄信的に信じている人がいたら、ちょっと危いと思います。世の中の『当たり前』ほど、あてにならないものはありません」―今こそ「考えること」に真剣に向き合ってみませんか。突き詰めた思考の果てにうまれた、氏の軽妙かつ深遠な語りにどうぞ耳を傾けてください。

登録情報

  • 文庫: 264ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/7/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062770059
  • ISBN-13: 978-4062770057
  • 発売日: 2011/7/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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最新の情勢論 2007/1/30
形式:単行本
>「できるだけわたし(吉本)などがふだん考えたこともない視覚から」

と注文を付けたインタビューに対する答えを編集者がまとめた現在認識と人生論です。

その故にめずらしく「日本人論」を語っているのかと思いました。

聞き所としては、

>いまの日本は、道徳的にもよくないから、

>品格とか愛国心とか武士道精神といったものを復活させようという考え方がブームになっているようです。

>しかし、僕はそういうことは無駄である、初めから無駄なんだと考えています。

>そういう復古的ないし懐古的なやり方が、このかつてない新しい社会の状態に対して通用するでしょうか。

>僕は復古的な考え方は通用しないと思っています。

と語っているところでしょう。

「見た目を気にするのは動物性の名残」

「甘えが強くてどこが悪い」

のような原理論からの展開もあります。

さらに、埴谷雄高さんとの論争にふれて、

>埴谷さんからは、その論争が終わってから、

>吉本にすまなかった、謝っておいてくれという、

>間接的な伝言がありました。

という裏話が述べられていて、

吉本さんと埴谷さん両者のファンとしては、ホッとしました。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
時間との競争 2007/12/24
By くにたち蟄居日記 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 休日に読み始めて 瞬く間に読み終わった。読後感として二点あった。

 一点目。
 吉本の本の中では 抜群に読みやすい一冊であり その意味では推薦できると思う。僕自身例えば彼の「共同幻想論」に幾度もチャレンジしては はねかえされるという読書経験を持ってきている。彼自身が 当該書の前書きで書いている「理解しようとする研鑽を積まないものに 衝撃力を与えることは出来ない」という言葉は 今なお 僕の目の前に聳え立っている思いだ。
 そういう難しい本に挑戦するのも読書だが わかりやすい本を読むことも大事だ。その意味で本書は貴重である。

 二点目。
 「善」と「悪」という言葉が非常に目立った書であった。第一章自体が「善悪二元論の限界」という表題で ものには善と悪と両方持っているものがある点を書いている。
 但し 僕が本書を通じて感じたものとしては 逆に 吉本として 幾つかの事物に対し はっきりと「善」か「悪」かを決めたいという気持ちが強いのではないかという事だ。

 例えば 吉本は戦争に対しては「悪」であると はっきり言い切っている。戦争が単純に悪かどうかという点は 非常に難しいテーマであるし 古くて新しい大問題なのだと思う。
 吉本ほどのお方が 牧歌的に「戦争は悪だ」と主張されるはずもない。それを踏まえた上であえて 吉本は はっきりそれを言い切っている。

 ここで僕として誤解を恐れず言いたい。
 おそらく吉本自身が80歳を越えて 自分の死というものをはっきりと見据えた上で 物事を はっきりと端的に言うべきなのではないかと思われたのではないかということだ。例えば戦争というものを哲学的、経済的、生物学的にいじくりまわして さまざまな解釈と考え方を提出することは 吉本にとっては朝飯前なのだと思う。吉本ほどの方であれば それはいかようにも出来る。但し出来ないことがあるとしたら いじくりまわす「時間」を得られないということなのではないか。
 そう吉本が自覚した瞬間 ご自分の端的な結論を わかりやすい言葉ではっきり言うしかない。そんな風に思われたのではないか。それが 本書に見られる「善」と「悪」への拘りを生んでいるような気がしてならない。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By これでいいのだ トップ500レビュアー
形式:文庫
 インタビューを元に編集者が原稿にまとめ、それを吉本氏が推敲するという手順で編まれたらしい1冊で、編集者という他者が介在したため、吉本氏自らが一から書いたものより格段に分かりやすくなっている。しかしそれでも、例えば、宗教にとどめを刺した「親鸞の未来性」(56頁)とかの、分かったような分からないような話も少し残っており、例によって「言葉七分で話を切り上げる」という吉本氏らしいクセは健在。とはいえ、全体としては至ってノーマルで、単行本刊行時のお年(82歳)を思えば、晴朗というか、若々しいというべきか。当たり前の、いかにも正しそうなことは言わず(書かず)、何らかの「毒」をわざと前面に押し出してきた、といった述懐など、もっと早くその戦術をタネ明かししておいて欲しかった、と思ったほどだ。
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最近のカスタマーレビュー
わかりやすい。しかし心に引っかかる
文体が口語調なので一見すると読みやすい。何も考えずにスラスラ読めると思います。しかし、でもこの本に書いてあることを「面白かった」で済ませるのは勿体無い。続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: マツ
評価1の意味 吉本の根源的なもの
あなたは「評価1」を見たかったんだね

平成の今、日本は壊れた、こころもかたちも
(葬式も、結婚式もないバラバラ社会)... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: むっしゅう
あんたはホンモン!
香典じゃい!
リュ〜メィよぉ…
往還なんだからさ、還ってこいよな!
イヨッ!リュ〜メィ!!!
投稿日: 2か月前 投稿者: 金玉亭馬ん並
飾らず精一杯の思いで語った奥深き論考集
自身の経験と洞察により、善悪二元論の限界や批評眼等のテーマについて、飾らずに淡々と精一杯の思いを語った奥深き論考集... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: New JJ-K 72
良書
吉本さんが、世間のあれこれに関して、
「本物」と「偽物」をきっていくという趣向。
とはいえ、いろいろに話はふくらんでいきます。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: な、な、涙をふいて
真贋の鑑定眼を身に付けておくとお得
「物事の利ばかり考えないで、毒のほうも考える」
職業ごとの利と毒についても言及。

「目高・手低」... 続きを読む
投稿日: 2009/4/19 投稿者: ウェブ担当
戦争は悪
吉本隆明さんの本は、今まで読んだものがやはり無知な僕では難解な文章や表現が多く、... 続きを読む
投稿日: 2008/1/28 投稿者: ハマニシ
調子が良すぎるときは毒が回っているらしい
著者へのインタビューを起こして本にしたもの。
なので、まあ読みやすい。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/30 投稿者: あぶどら・ぶっち
もうちょっと考える
... 続きを読む
投稿日: 2007/9/25 投稿者: じんじん
テーゼとアンチテーゼ、みたいな。
「ものごとには利と毒がある」というフレーズを見て

当たり前だよなーという思いがありつつも、... 続きを読む
投稿日: 2007/5/4 投稿者: nestasan
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