登録情報
|
さて。
戦後の混乱期、ヤミ金融屋となり逮捕拘束を経て事業が破綻し、自殺してしまう東大生・山崎晃嗣に関するノンフィクション。戦争の荒廃、東大、学生社長、ヤミ金融、派手な女性関係、破綻と自殺...、古い事件についてはぼんやりと知っていて、その主人公だから、さぞかし世間から逸脱した人物なのだろうと興味を持ってこの本を手に取った。確かに変わったところは多いのだが、全体に神経質で根は育ちの良さを感じる線の細い人間というイメージを抱く。また現代の動機を持たない殺伐としたいくつかの犯罪や犯人像と比較すると、ある価値観を保持し、その実現を目指す山崎の人間性はある意味「健全」で「古典的」に映る。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|