科学的にフリーメイソンリーの理念・歴史・儀礼・シンボリズムを解き明かした、日本人が著した初のエンサイクロペディアと呼ぶ相応しい書物である。
陰謀論者も安易な「フリーメイソン陰謀論」を説く前に読んで欲しいし、相変わらず都市伝説としてフリーメイスンを暴こうとする日本のTV関係者や芸能人も、反省の念を持って読んでいただきたい大百科だ。
著者はS.B.モリスの著した『フリーメイソン完全ガイド』の訳者ではあるが、図等の引用はあるものの内容はカブっておらず、なによりも米国フリーメイソンリーの歴史に偏っていない内容が素晴らしい。
また筆者はフリーメイスンに肩入れしない中立の立場で記述しようとしたと思われるが、実際には、メイスンの協力が無ければ決して書けない内容ではないだろうか・・・?。