戦国時代〜明治維新までの「武将」を各人物4〜5ページくらいでまとめた本。井沢元彦氏の
歴史観に触れるのには、各人物の記述が手頃な長さなので、とても読みやすいものとなって
います。
有名人にばかり目を向けるのではなく、最上義光や蠣崎慶廣など、どちらかと言えば一般
的にはあまり有名で無い人物にスポットライトを当てているのも面白い。
ただ、(異なる雑誌の連載物を、それぞれまとめた関係上、仕方ないと思いますが)角川から
出ている「英傑の日本史」シリーズと内容的にはかなりかぶります。「英傑」が幕末とか、
源平争乱とか、きちんと時代を区切っているのにたいして本シリーズは対象が広すぎるため
全ての重要人物を網羅出来ず、人物の選び方に一貫性がありません。
坂本龍馬を武将と括るのは非常に抵抗があるし、幕末の武将であれば何故西郷隆盛は載って
いないのか?基本的に井沢氏のファンですから、書いてある内容については全く問題がない
のですが、どういう基準で人物をピックアップしているのか分からず、そういった意味では
同じ路線であれば、もっと絞り込んでいる「英傑−」の方が読みやすいのでは、と思います。