以前より同じタイトルで出版されていたものの増補・改訂版です。
目玉は、新録された、森川忠勇氏による6BX7 SRPPヘッドホンアンプでしょう。
入門者用には、藤本伸一氏の6L6シングルアンプがあり、数多くの写真によって製作過程が丁寧に紹介されています。
上級者向けには、2A3のロフティン・ホワイト型がありますが、この本のレベルには合っていないように思います。
製作ものは、特注シャーシを使用したり、高級部品を使用したりしていて、高額なものばかりです。
確かにシャーシ加工には多くの工具が必要なので、シャーシを発注するのも一つの手ですが、この本のターゲットである団塊の世代には、十分すぎる時間があるのですから、シャーシの加工、塗装をじっくりやっていただきたいと思います。
回路の解説はありますが、各アンプに1ページくらいで表面をなでる程度であって、本質を突いているとは言えません。
オルソンアンプが1台しか作られなかった、というのは明らかに間違いでしょう。原論文を読んでいないのでしょうか?
パーツショップの情報、キットの情報などは、こまかくアップデートされているようです。