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真犯人 (講談社文庫)
 
 

真犯人 (講談社文庫) [文庫]

パトリシア・コーンウェル , 相原 真理子
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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   検屍官ケイ・スカーペッタシリーズ第4弾。10年前に女性テレビキャスターを惨殺したロニー・ジョー・ワデルの死刑執行を巡る騒動で幕をあける。罪への罰という正義と、死刑反対運動とが争うなかで、クリスマス近い冬の日についに刑が執行された。ちょうどその晩、10年前のワデルの犯罪とそっくりの殺人事件が起きる。

   ワデルが残した言葉が不気味に響く。「私を殺してもけだものは死なない。そいつは暗闇を好み、血と肉をむさぼる。兄弟たち、もう大丈夫と思ったその時から、注意し始めないといけないぞ。1つの罪がまた別の罪を生む」

   ワデルの死後、彼がよみがえったかのように連続殺人が起きる。数日後ワデルと最後までコンタクトを取っていた占い師が殺され、現場からワデルの指紋が検出された。10年も刑務所にいたワデルの指紋がなぜ現場に残されていたのか。処刑されたのはワデルではなかったのか? ワデルのすり替えがあったなら、当局が絡んでいるはずだ。連続殺人はケイの周囲をも巻き込み、ついにはケイ自身が容疑者としてマスコミにたたかれるはめになる。

   容疑者と刑事というぎこちない関係がケイをイライラさせながらも、嫌疑を晴らすために奔走する殺人課刑事のピート・マリーノ。そしてFBIのベントン・ウェズリーが脇を固める。いまや17歳に成長したケイの姪ルーシーが、頭脳明晰ぶりを発揮するのも今後の展開を期待させる。4作目にしてなお衰えを知らず評判の高い本書は、1993年CWAゴールド・ダガー賞(英国推理作家協会最優秀長編小説賞)を受賞している。(木村朗子) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容説明

血塗れのクリスマス。連続殺人にケイは挑む降誕祭も間近のある夜、ひとりの黒人が電気椅子に掛けられた。だがその夜から起きた連続殺人事件には彼の指紋が残されていた。恐るべき真犯人の哄笑が聞こえる!

登録情報

  • 文庫: 532ページ
  • 出版社: 講談社 (1993/12/6)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061855700
  • ISBN-13: 978-4061855700
  • 発売日: 1993/12/6
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 71,874位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
ケイ・スカルペッタ検死官シリーズはミステリーにしては珍しく何度も読み返したくなる作品だ。その中でも、この本は、これまでの中でコーンウェル・スタイルが一番確立して、花開いたものだと思う。

速い話の展開のために盛り込まれた溢れるばかりの問題の数々。死刑の倫理感に触れるかと思えば、ケイの姪ルーシーはUNIXをやさしく手ほどきしてくれ、10年前の事件と類似した事件が起きて、怪しげな知事や弁護士が乗り出してきたり、刑務所のモラルの問題が扱われながら、ケイの部下が殺害されケイの立場が危うくなったりと、とてもゆっくりなど読んでなどいられない。

こんな中にも絶えずケイの生活、人間関係、心の動きなどが描写されていて、ケイの息づきが聞こえてくるようだ。ケイの寸暇を惜し!んで働く仕事に対する姿勢は、読者のやる気をも呼び起こしてくれる。

そして一番驚くことは、これら盛りだくさんの内容が最後には一つの結末にすっきりと収まってしまうところだ。この作品は次への布石の意味もあり、楽しみはまだまだ続く。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ケイ・スカーペッタを主人公とする、日本でも大人気のパトリシア・コーンウェルの<検屍官>シリーズの4作目。

英国におけるミステリーの頂点、「CWA(英国推理作家協会)賞」の’93年度ゴールド・ダガー賞(最優秀長編賞)受賞作である。

アメリカの作家がゴールド・ダガー賞を受けるのは極めてまれなことで、これは快挙らしい。

10年前、人気女性ニュースキャスターを惨殺した死刑囚ワデルが処刑され、検屍のため遺体がモルグに搬入される。その夜、グロテスクな傷を負った少年が瀕死の状態で発見されたのを皮切りに、一連の不可解な殺人事件が起こる。そして現場から、死んだはずのワデルの指紋が検出される。これらの殺人を犯したのはワデルなのか。では、処刑されたのはいったい誰なのか。読者は冒頭から圧倒的な迫力でストーリーの中に引きずりこまれてしまう。

また、検屍局の女性スタッフが殺害されるに及んでケイ自身に殺人の嫌疑がかかる。自らの身の潔白を証明するためにも、ケイは、姪のルーシー、FBI心理分析官ウェズリーや指紋の専門家バンダー、弁護士で学生時代の恩師グルーマンたちの助けを借りながら、10年前の事件からさかのぼって検証を始める。

終局の解決段階で、ある重要人物たちに容疑をかけるくだりは、やや強引な印象を受ける。また、ストーリー展開が、少々通俗スリラーっぽい感じは否めない。

しかし、それらを補って余りあるほど、本書は、緻密なIT技術・科学捜査の先進性・合理性とケイ自身の人間的魅力、そして不可解な謎と論理的な推理で読ませる、シリーズ屈指の傑作であった。
このレビューは参考になりましたか?
形式:文庫
検死医の主人公がサイコパス相手に闘いを挑むというアメリカンサスペンスの王道的なストーリーです。
エンディングまでに様々な謎が浮かび上がり深みを増していく展開は読み応えがありました。
登場人物も何かしら問題をそれぞれ抱えていて人間味があり良かったです。
医療用語が難解なのとコンピュータの記述が古いのはいた仕方ない部分だと思います。
サスペンス好きなら是非一読を。
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