原作ファンからみれば、これほど様々なギミックが飛び出してくるビックリ箱はないと思います。
ビックリ箱というよりは、料理のフルコースでしょうか?
とにかく月姫に関わるものは全て使い尽くしてやろうという、あまりにも貪欲な暴飲暴食。
それでも、読んでいて全く胃もたれを起こさない無理のない展開、その疾走感。
改めて月姫という物語の奥深さに感嘆し、それを余さず引き出す筆者の手腕に脱帽です。
そして、前巻までで散りばめられた数多の布石は徐々に一箇所に集約をはじめ、誰も予想だにしない、
けれども誰もが納得するであろう結末へと導いてくれることを期待させてくれます。
あと、やはり相変わらず描画力がすばらしいというか、今巻のアルクェイドは犯罪です。
・・・色々な意味で。