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真景累ケ淵 (岩波文庫)
 
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真景累ケ淵 (岩波文庫) [文庫]

三遊亭 円朝
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

円朝(1839‐1900)は落語家,講釈師として近世の名人とうたわれた人.針医兼高利貸の皆川宗悦が酒乱の深見新左衛門に殺されることに始まる怪談話.宗悦の娘園と豊志賀,深見の息子新五郎と新吉は互いに仇敵とも知らず情痴に狂う.舞台は江戸から下総の累ヶ淵に移り,これら因縁にあやつられた人びとの陰惨怪異の姿は一読肌に粟を生じよう.解説=久保田万太郎

内容(「BOOK」データベースより)

「牡丹燈篭」と並ぶ円朝の代表作は、針医兼高利貸の皆川宗悦が酒乱の旗本深見新左衛門に殺されることに始まる、因果因縁が複雑に絡み合う怪談話。宗悦の娘園と豊志賀、深見の息子新五郎と新吉は互いに仇敵とも知らず情痴に狂い…。

登録情報

  • 文庫: 484ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改版 (2007/3/16)
  • ISBN-10: 4003100328
  • ISBN-13: 978-4003100325
  • 発売日: 2007/3/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 古い話なので、最後まで読みきれるかなあ?なんてことを気にしながら読み始めたのですが、とにかく面白くて最後まで一気に読んでしまいました。速記という形をとっているため、まさに怪談と聞いて思い浮かぶイメージそのままの円朝師の語り口にまず引き込まれます。怖がらせようというよりは、どこかとぼけたような淡々とした語りが、面白くいつの間にかゾ〜とさせられてしまう。同じ円朝作「牡丹灯篭」よりも人間の欲と因業の深さがくっきりと語られているようで、より怖いです。前半3分の1くらいでハイライトとも言える場面が次々と展開されて話が最後まで持つのかなあなんて心配しましたが、次から次へと因縁がつながっていくところがまた興味を引っ張り、退屈させません。有名な「豊志賀の死」のくだりの面白さ怖さといったら・・・。蒸し暑い夏の夜に涼しくなれること請け合いです。気軽に手にとって読まれることをお勧めします。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
買いです。 2007/8/21
形式:文庫
円朝は昔、中公文庫でなにかを読んだような読んでないような曖昧な記憶しかないので、初めて読むも同然でしたが、語り口を思わせる文章が小気味よく、つい読みが走って、意味を追えていないことにあとから気づいて読み直したりということが一度ならずありました。しかし、例えば「車軸を流すほどの」という言い回しが地の文にも会話文にも出てきたりするのは語りならではなのでしょうが、それがかえって「語りによる神話」といった趣きを生み物語の奥行きになっているというのは穿った見方でしょうか。この文体があればこそ、過剰な因縁で絡み合い登場人物が次々死んでいく様に、人の世の儚さ、業といったことを考えさせられるというもの。傑作です。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
当時の寄席に毎回たくさんの人の足を運ばせただけのことはあり、
章ごとの区切りで次はどうなる、次はどうなると物語の展開が
楽しみで途中で本を閉じるのが難しかった。
人間の弱いところ、残酷なシーンがリアルで怖いです。

上野(根津七軒町)日暮里(谷中七面前)南千住(小塚が原)から松戸、柏、流山
近辺、利根川を渡って常総市近辺の地名がよく出てくるので、この辺りの地理に
明るい人には一層楽しめるかもしれません。

明治初期の作品とはいえ、高座にかかっていただけに、リズムよく読みやすいです。
言葉の解説が最後についてますので、これも参考になるかと。(私は読み終わるまで
気がつかなかった!)
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