米原万里さんらしく、現代社会と文化のさまざまなことが独自の視点から語られ、思わぬ知識ももたらされ、愛あってこその辛口な風刺もきいてます。米原さんのアンテナを通してみせられる世界をおもしろがりつつ、自分でもあれこれ考えさせられます。米原さんは、日本というちょっとのんきな井戸に住む私たちに「昼の星」「夜の太陽」(←題にもなっているこれらの言葉の意味は本を参照)をたしかにみせてくれる方です。
新聞に連載された短いコラムを集めたエッセイ集が文庫になったので、通勤や家事の合間、おやすみ前などにちょこちょこ読めるという点でもひじょうにおすすめの一冊。といっても、おもしろすぎて、ひとつだけのつもりがふたつみっつ・・・と止まらなくなってしまうのが困ったところですが。