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真幸くあらば (講談社文庫)
 
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真幸くあらば (講談社文庫) [文庫]

小嵐 九八郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

衝動殺人で死刑囚となった南木野淳。他の女と寝ていた婚約者を殺された榊原茜。
弁護士の勧めで茜は拘置所の淳を訪ねる。交わるはずのなかった2人は、奇蹟の恋におちた。差し入れの聖書の行間に書き込まれた秘密通信だけが真実を語る。死刑執行までの愛。人が人を裁く意味を深く考えさせる慟哭の純愛小説。

内容(「BOOK」データベースより)

衝動殺人で死刑囚となった南木野淳。他の女と寝ていた婚約者を殺された榊原茜。弁護士の勧めで茜は拘置所の淳を訪ねる。交わるはずのはかった二人は、奇跡の恋におちた。差し入れの聖書の行間に書き込まれた秘密通信だけが真実を語る。死刑執行までの愛。人が人を裁く意味を深く考えさせる慟哭の純愛小説。

登録情報

  • 文庫: 480ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/11/13)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062765098
  • ISBN-13: 978-4062765091
  • 発売日: 2009/11/13
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 362,959位 (本のベストセラーを見る)
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12 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ringmoo トップ500レビュアー
形式:文庫
「真幸くあらば」と言うタイトルは、万葉集の有間皇子の「磐代の浜松が枝を引き結び真幸くあらばまた還り見む」と言う歌から引かれています。
それは、この本の主人公が南木野(榊原)淳と言う死刑囚であり、その「獄中養母」である榊原茜に出会うことにより、「死」までの限られた期間の「生」をしっかりと全うしようとする姿を捉えているからです。

更に、「解説」に丁寧に書かれている様に、「エロイーズ」「新エロイーズ」を踏まえた熱烈なラブ・ストーリーでもある訳です。
しかも、それぞれ宗教や身分と言う障害があるのに対し、本書は国家、権力と言う障害がある訳です。

従って、この本は単なるラブ・ストーリーではなく、「死刑」において国家が人を殺す権限がどこにあるのか?とか、死刑囚の人権の問題とか、様々な問題が投げかけられます。

宗教的にも、「殺人」が何故罪なのか?と言う素朴な疑問が投げかけられます。
戦争と言う場においては「国家」と言う名で「殺人」が正当化され、「死刑」と言う名で「国家」が「殺人」をするのと、どう峻別するのかと言う訳です。

様々な問題を提起しながら、主人公二人の秘密の往復書簡が交換される形で、この本は構成されています。
その書簡の間を繋ぐのは、教誨師である牧師が関係者との会談です。

榊原茜の正体が語られるあたりから一気に物語は急展開します。
このあたりの構成の上手さは、「新エロイーズ」の挿入の仕方と共に素晴らしいと思います。
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