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真実の中国史【1840-1949】
 
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真実の中国史【1840-1949】 [単行本]

宮脇淳子 , 岡田英弘
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

15年前、「教科書が教えない歴史」がベストセラーになった。これまでの日本人の自虐史観に対してストレートにぶつけた内容が、日本人の誇りを喚起させた。しかし、こうした自虐史観は今もなお健在で、特に中国に対しては中国の歴史を習ったまま信じている日本人が多い。これも岩波などの中国史の本が左翼連中によって書かれているからである。実は中国史は中華人民共和国の正当性を維持するために作り上げられた歴史である。その真実の中国現代史を、新進気鋭の歴史研究家・宮脇淳子氏に分かり易く語り下ろしで解説していただくとともに、同席している権威・岡田英弘氏の監修のもとで暴いていく。現在、中国の強硬策に押されっぱなしの日本に、真実の歴史を伝え、中国の本当の姿をさらします。

内容(「BOOK」データベースより)

歴史とは勝者によってつくられる。毛沢東によって書き換えられた歴史を鵜呑みにしてきた日本人に、まったく違っていたウソの中国史を暴く。

登録情報

  • 単行本: 337ページ
  • 出版社: ビジネス社 (2011/10/22)
  • ISBN-10: 482841648X
  • ISBN-13: 978-4828416489
  • 発売日: 2011/10/22
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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134 人中、129人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
左教育を受けてきた我々の世代にとって、
中国という国は、いつも「眠れる獅子」であった。
社会人になり、中国の歴史に疑いを持つようになっても
それを解説した本はなかった(部分的にはあったが)。
この本は、1840年のアヘン戦争から
1949年の中華人民共和国成立までの約100年の歴史を
余すところなく解説している(語り下ろしなので読みやすい)。
初っ端のアヘン戦争にしても、
当時の清朝からしてみれば半植民地化などと思っていない。
そうさせた(書き換えさせた)のは、毛沢東である。
真実は日清戦争に敗れ、列強が入り込み、
その後の太平天国の乱(これが軍閥の起源となる)で
半植民地化となった。
つまり、日清戦争を端に清朝が衰退していくという
真実を書くと、毛沢東にとっては都合が悪い。
そこで、ヨーロッパなら面子が立つということで、
中国近現代史の始まりをアヘン戦争と位置付けているというわけだ。
実際に現代の中国では、日清・日露戦争は
教科書では教えていない(あのロシア革命でさえも)。
本書は、のっけからこんな調子で始まるが、
中国史がいかにいい加減かを知ると同時に、
それをすんなり受け止めてきた、
われわれ日本人に対しても鉄槌を下された感じだ。
最近の中国本のなかでは、最高の本と言える。
このレビューは参考になりましたか?
67 人中、65人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 閑居人 トップ100レビュアー
読書をする喜びというものは、このような書物に出会えたときに実感として湧き起こってくるものである。
まず最初に、著者は、「中国史」と呼ばれるものについて最も大切な事実を指摘する。それは、日本史との比較から、中国史を一定の領土に同一民族が展開した「王朝交代史」のように錯覚してしまいがちな我々日本人の感覚についてである。「農耕民」対「遊牧民」という興亡史を描いてもそれが「匈奴」「突厥」「吐藩」と漢民族から見た標記をしてしまえば、それはいかにも「漢民族史」の一部に見えてしまう。それぞれ独自の言語と歴史と文化を持ち、漢民族を征服して帝国を築いたモンゴル人、トルコ人、チベット人という民族の主体と草原、高原や沙漠、オアシス都市といった空間的広がりが見えなくなってしまうのである。モンゴル帝国は「明」に追われて「北元」になったが、その後「明」を滅ぼし、広大な東アジアを支配する「元(モンゴル帝国)」のレジティマシーを継承したのが満州(ジュルチン)族の「清」である。この当たり前の歴史的事実が「漢民族史」では見えなくなってしまう。これは、漢学の伝統を踏まえた「支那学」の欠陥であるかも知れないが、著者によればこの錯覚を共産中国は狡猾に利用しているという。
戦後日本の中国学は、長く中国共産党と国内に於いてその代理人を務めた一部の出版社、学者たちの手にあった。彼らは、例えば「満州」という言葉をなきものにしようとした。「東北地方と言いなさい」そう言われた記憶のある学生は多いことだろう。中華人民共和国が成立してから共産党の政治的立場からくる後付の論理で整理された中国近代史を受け入れない限り、中国学の片隅で生きていくことすら難しかったのである。
近現代史についても著者の指摘することに特筆すべきことは多い。例えば「孫文」という男のことである。まともに孫文を研究していけば、彼が「変転極まりない人物(幣原喜重郎)」であり、権力と権力のもたらす魔力に魅入られた「詐欺師然」とした一面を持つことは明瞭である。しかし、蒋介石も毛沢東も「孫文」の歴史的権威を称揚し、その後継者として自らを位置づけたらざるを得なかった。歴史を偽造する以外にその正統性を主張することができなかったのである。中国近現代史の欺瞞はまず「孫文」の実態を正しく把握することで、理解しやすくなるだろう。
評者の個人的関心から言えば、「五.四運動」の資金の出所(これは断じて自然発生的な学生の民族運動といったものではない)、張学良が共産党の秘密党員であったこと(根拠は示されていないが)など、新に知ったことも多い。「中国史の常識」を全て見直していかなければならない。
このレビューは参考になりましたか?
84 人中、80人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By zenji54 トップ1000レビュアー
著者の語りを活字に組んで本にしたので、楽に話しを聞いているように読み進められるます。しかし、その根拠はとかその理由はなにとか、ふと疑問を抱く箇所になると著者の語りはかまわず前に進み疑問に答えてはくれません。その意味で、この本は中国の歴史をおおづかみに捉え、その遠景をながめる本だと考えるといいです。中国史の教科書にはなり得ない本です。すぐれた教科書の副読本というところでしょうか。小事にこだわらないで大胆に語りをすすめる副読本としてのおもしろみはふんだんにあります。この本を読むと、これまでわたしたちが学校で教わってきた中国の歴史とはいったい何だったのだろうと思わせます。中国はすごい、大人の国中国には日本より進んだ文化・文明があって、ちっぽけな日本はその恩恵にいつも浴してきたみたいな史観で学校の先生たちは教えていたような印象があります。そんな偽りの中国史が見事にひっくり返されるのは間違いありません。そもそも近代に至って中国史などというものは無いのだという著者の指摘は、現中共政府の対日非難など考えると深く納得します。

著者は、清朝末と李朝末の歴史的事実をイギリス・ロシア等ヨーロッパ各国と日本との関係において多角的に分析・評価して現代につながる問題として提起しています。
現行出版物に対する批判的展開と左翼史観の「であった。しかし、・・・云々。」とつなげるやり方の記述方法の作為等々経験的にうなずける場面もたくさんあって少し溜飲を下げる思いもした。
角田房子の「ミンビ暗殺」、片野次雄の「李朝滅亡」なんかもみんな左のバイアスがかかっているもんなぁ。あんな本ばかり読まされてきたわれわれ戦後日本人はこの憤懣をどこにぶつけたらいいのだろうと思います。まだ中国や韓国・朝鮮に対する贖罪史観にとらわれている人に特におすすめです。
外国からの過去に対する言いがかりなどから毅然とした態度で決別し、東アジア共同体などという幻想をきっぱりと捨てて、われわれは独自の路線を歩むようにしたらいいです。
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