NO.13ということで、この季刊の一風変わった文芸誌も創刊三周年を迎えたとのこと。創刊号から読んではいるけど、最近はますますパワーアップした感がある。
今回の特集は、「映画が生まれるとき」。以前から、映画関連の記事やインタビュー、対談も結構載っていたが、今回の特集は、さらに力が入っている。何と言っても本誌の記事との連動企画の映像作品がイイ。脚本・監督は横浜聡子、主演は多部未華子という作品、「真夜中からとびうつれ」がとてもいい。雰囲気もいいし、多部未華子も素敵だ。
その他の記事では、鈴木清順のインタビューも面白かったが、一番面白かったのは、中原昌也氏と樋口泰人氏の原作のある映画100本をネタにした対談、「映画の素を求めて」。名作と言われる小説が必ずしも名作と呼ばれる映画になっていない所が面白い。
また、青山真治氏の評論もいい。アーロン・ソーキン脚本、デヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャル・ネットワーク』から始まる「映画の「語り」」についてだけど、うーん、面白いところに眼を付けてる気がする。そういう意識で映画を観たことなかったぁ。
最後に、毎号、楽しみにしていた高山なおみ氏の連載が最終回を迎えた。ちょっと残念。