「週末の部屋で」で想いが通じた久貴ですが、以前と変わらない竹中に不安をぬぐいきれないでいます。長年の片想いの後遺症か自分に自信がもてない久貴はまだ、実浩に対するコンプレックスから抜け出せません。
竹中は確信犯的にそういう涼しい態度でいるのですが・・・
中学生の頃から竹中一筋の久貴には恋愛の駆け引きなどできません。
久貴の「俺は次点だから」とこぼしてしまうところは切ないです。
でも、そんな一途な久貴に竹中は少しずつ自分の手の内を明かしていきます。ていうか、自分の感情が表情に出てしまう場面がたびたびあります。
今回は久貴の周辺で横槍がはいったり、事件が起こります。そのたびに竹中のポーカーフェイスは危ういものとなっていきます。竹中の変容が結構興味深い?です。
「雨降って地固まる」というように久貴と竹中の関係がお互いにとってより確信の持てるものとなっていく過程の1冊でした。
内容としては☆3.5ですが、あとがきのあとにイラストがあり、これが私は好きです。で、☆は4つにUP。