表紙の雰囲気や表題から言って、ハードボイルドな感じなのかなと思いきや、そうでもありません。
暗くて陰惨なドロドロものを求めてらっしゃる方には向かないかもしれません。
横浜中華街の漢方薬の美形の薬剤師さんが「受け」で、私好みのキャラクターでした。
横浜中華街のエキゾチックな雰囲気はもちろん、華僑の実態や漢方薬の知識など、
きちんと取材して勉強されているなという点でも、とても好感を抱きました。
何しろきれいで真面目で優しい薬剤師さんの「受け」が素敵です。
私も最近お腹の調子が悪くて悩んでいるので一度相談に伺いたいなと思ってしまうほど。
一方の「攻め」の方は、謎が多くてちょっと怪しげな男。
黎蓮さん(受けの人)、騙されないでーなんて思って読み進めましたが…やっぱり騙されちゃいました(笑)
Hシーンも思ったほどハードでもなく、読みやすいです。
主人公二人の恋愛模様だけではなく、華僑としての生き方、日本と中国の歴史的な関係なども、
嫌にならない程度に物語に入っていて、恋愛オンリーのストーリー展開ではない点が私好みでした。
続編もあるみたいなので、ぜひ購入して読みたいと思います。