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真夜中の犬 (光文社文庫)
 
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真夜中の犬 (光文社文庫) (文庫)

花村 萬月 (著)
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内容(「BOOK」データベースより)

深夜2時、渋谷。少年院から出たばかりの貢は、北勢会のチンピラを蹴り上げていた。そこへ止めに入った美少女・マキから、元警察官“狛犬”を紹介される。貢は、社会からはみでた「ドロップ・アウト」たちの共同体に魅せられていく。だが、その狛犬を執拗に狙う北勢会・村内がいた…。セックスと暴力を通じて、人間の愛憎劇を描いた、花村ワールドの切ない愛情物語。

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5つ星のうち 4.0 愛が足りない, 2003/2/22
By カスタマー
スリリングなストーリー展開に夢中になって読んだものの,後から余韻を楽しもうと反芻してみると,青森への大麻取引および逃避行になぜか静が参加していない,ヤクザに追われているのになぜ車で一直線に目的地に向かうのかなどストーリーの強引さ,雑さが気にかかってきた。何より貢とマキとの関係描写が薄い点に物足りなさを覚えてきた。「セックスと暴力を通じて、人間の愛憎劇を描いた、花村ワールドの切ない愛情物語」というのが惹句だが,暴力が勝って愛を吹き飛ばしたのか(セックスも,というのは個人的趣味なので割愛)。『イグナシオ』の文庫解説によれば,花村は同じテーマで10回(作)書くという方針のようなので,単行本が出た93年以降の作品に期待したい。
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5つ星のうち 5.0 悲しいおはなし, 2004/10/15
By カスタマー
 まず、神宮寺と由美子とマキと貢の4人が旅にでる。血のつながりはないのにまるで家族のような雰囲気になる。

 ある解説に書いてあった事によると、「花村さんの作品では、人がつながろうとしてコミニュケーションをとる。けれども、決してつながることはない。そこに悲しみがある」らしい。
 
 4人で旅して、それぞれの過去を知って、助け合って、笑いあって・・・  けれどもつながることはない。俺は、この本を読んでて、涙がぼろぼろでてきた。とてもおもしろかった。

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5つ星のうち 4.0 こんどは霜月の出番だぜ, 2008/6/1
裏表紙の紹介には愛情物語とある。
どっちかというと哀情物語な気がする。
貢も狛犬もマキも不器用だ。
お互いへの愛情はゆるぎない。
でも、この小説が終わる時点では皆自分のことを愛し切れていない。
その辺が愛より哀が勝ってるように感じちゃう。
死んじまった人はしょうがないとして、これからも生きてく人は、
生き続けるつもりなら自分も愛さないと。
他の作品ではこの後の人生を生きている人も描いているのだろうか?
とりあえずこれ一冊ではこのテーマは終わってないでしょ。
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