クドカンのドラマは殆ど見たことがなく(というかここ数年テレビ番組そのものをろくすっぽ見てないんだけど)、人気脚本家の初監督作品だということは把握してから観ました。(文春のクドカン子育てコラムは毎週読んでる)
おんもしれえ。才気溢れるってゆーんですかね。こーゆーの。
原作は「弥次喜多inDEEP」を以前読んだことがあり、シュールギャグ漫画家としてしか知らなかったしりあがり寿が、こんなん描くんだとかなり衝撃受けた覚えあります。弥次喜多シリーズの全部を読んだ訳ではないので、原作との相違点は完全には分かりかねますが、印象としていうと「原作は殆どなぞらない」のに、上がった作品は完全に原作の弥次喜多そのものだという感じを受けました。ある意味原作より面白い。
キャストもハマリ役ばかりで、七之助演じるヤク中でホモで病的な喜多さんは絶品。長瀬演じる弥次さんとの「おうおうおうおうっ!べらんめえっ!てやんでえっ!」の掛け合いは観終わったあともかなり長い間脳内に残留し、リフレインすることがあるので気を付けてください。
夢とリアルと死と生を追い求めて、弥次喜多は永遠に「お伊勢さん」に向かい続けるんだろうなぁ。
意図的にカルトムービーっぽく作った気もしますが、これは絶品の娯楽作品。才能はあるところにはあるんだよなぁと実感。
原作者のしりあがり寿も今でこそ専業漫画家ですが、元々キリンビール本社宣伝部・企画部署との二足の草鞋。一番絞り発売のときの広告宣伝を手がけてます。