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真夜中の喝采―きんぴか〈3〉 (光文社文庫)
 
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真夜中の喝采―きんぴか〈3〉 (光文社文庫) [文庫]

浅田 次郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

草壁明夫が殺された。広橋をスケープゴートにした大物政治家・山内龍造の悪行を報道した、あの気鋭のジャーナリストが…。訃報を耳にした広橋は凍りつき、草壁に伝え忘れたセリフを口にするために立ち上がる。一方ピスケンと軍曹は、ヤクザと悪徳政治家が自己弁護と保身に走るなか、正義の暴走を敢行する。三悪漢の破天荒な物語、ひとまず完結。

登録情報

  • 文庫: 313ページ
  • 出版社: 光文社 (1999/09)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334728782
  • ISBN-13: 978-4334728786
  • 発売日: 1999/09
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By otik0608 VINE™ メンバー
形式:文庫
「きんぴか」シリーズの第3巻で完結編です。初めてこの本を読んだ当時私は失業中で落ち込んでいましたが、この本のおかげで大いに心を慰められ、暗い気分を吹き飛ばすことができました。
浅田次郎の作品で初めて読んだものも、この「きんぴか」です。後に「鉄道員」も読みましたが、私にとっては「きんぴか」の方がはるかに感動的でした。

失業中・ひきこもり中・病気療養中の方々にはぜひおすすめしたい作品です(ただし開腹手術直後の方は除く)。

このレビューは参考になりましたか?
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 993改 #1殿堂 トップ500レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
「キミはなぜそんなに堂々としているんだ。なぜそんなにいい笑顔を持っているんだ。」とヒデさんに問われた軍曹が答えます。「俺は天に恥じる行為はただのひとつもしてはおらん。身に一点の穢れない俺は、常に正々堂々、笑顔の絶えることはない。」人からは奇人や変人に見られ、悪い奴にだまされたりもする。だけどバカ正直に生きている。著者は、きっとこのような男たちを描きたくて、この小説を執筆したのではないでしょうか。
笑いあり、涙ありのシリーズに感動もついた最終巻です。心に栄養の欲しい方に、是非お奨めのシリーズです。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By シロフォン トップ1000レビュアー
形式:文庫
最終巻まで読み終えて、『きんぴか』がいい!という読者のかたが多いわけがわかった。・・・やっぱりいいもの。

ちょっとじーんとくるエンタメ作品と決めてかかっていたら予想を裏切られた。えっ!うそっ!がーん!という展開ののちに、ほろ苦さ漂う結末に・・・・・・

思うに、3人の過ごした夢の砦は、巨悪を倒すための拠点ではなかった。そもそもこんな今時希少な筋の通った男たち、世間の枠に収まりきらない男たちが、ひとつところに止まっていられようはずがないのだ。夢の砦は、躓いた男たちが友情という心地よい毛布にくるまれてしばし羽を休める場所であり、それまでの出来事に決着をつけ、自分を見つめ、次なる場所へ向かうためのジャンピングボードだったのである。砦を後にする3人に、輝かしい未来が約束されているわけではない。それでも一歩を踏み出さなければならない、そういう宿命を背負った男たちなのだった。

それにしても、元大蔵官僚・広橋に次の一歩を踏み出す決心をさせた事件は重かった。その分、彼はまわりまわって引き継がれた「勇気」を糧に、精一杯のことをしなければならない。3人を巡り合わせてくれた退職刑事・向井のためにも・・・・・ 今は、それぞれの場所で三人三様の活躍をしていることを祈りたい。

一巻のレビューで、本書について「浅田氏のエンタメ作品の原点」と書いたが訂正する。『きんぴか』は、のちに繰り返し描かれるモチーフが点在する、浅田氏すべての作品に通じる物語なのだと。
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