コピーライターでネーミングの第一人者である著者が、実話を巧みにアレンジしながら、広告を作る人間の苦悩を横軸に、時代と商品開発の流れを縦軸に編んだ新スタイルの業界ミステリー・ノベル。企業ミステリーでありながら、同時に広告の入門書になっている。『宣伝会議』連載中から注目を集め、広告業界人をはじめマスコミや広告を目指す学生からも人気を博していた作品である。
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内容は広告業界の話である。ひとつの広告代理店を中心に展開し、ある商品を巡る競合他社との争いの裏に見え隠れする影がライバル会社の元ヘとのびる。ただ、読み終えての充実感あるいは達成感というものは生まれなかった。なんとなく釈然としない感じが残る。それは主幹に達するまでの枝が多すぎるのだ。小枝ばかりで主幹が見えてこない。
広告業界に就職しようとしている人には是非読んでもらいたい。業界内の実情が一発で分かるからだ。ひとつの商品に対するプレゼンテーションができるまでを0から知ることもできる。また裏事情も知ることができ、まさに広告業界のガイドブック的な1冊である。
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