活動休止発表後の“真夏の感謝祭”。またもや大雨の日産スタジアムで、「キング・カズ」まで登場したオープニングから、2枚組213分に渡り、MC含めてノーカットのもの凄いボリューム。だけどさ、これも「いつも通り」のサザンなんだよね。マンネリ批判もなんのその、ファンが望むことを「いつも通り」演るのがプロフェッショナルってもんさ。
「勝手にシンドバッド」で衝撃(笑撃?)のデビューから30年、ビートルズ・ディラン・クラプトン・フィートといった先達の遺産をしっかり受け継いだ「音楽性」と、日本人の琴線に触れる、昭和歌謡の「大衆性」とを、高いレベルで融合させた楽曲もさることながら、アーティスト然とした高みに身を置くことなく、サービス精神満載の、ファン第一の姿勢を、30年の長きに渡り保ち続けたんだから凄いよね。そう、メドレー含めて47曲も演りながら、「あの曲も聴きたかった!」と思わせる曲達がまだいくつもあるのが、第一線に君臨してきた30年の重み。思い出の一つ一つに、寄り添うように流れていた曲達が愛おしい…。
野外が雨天に見舞われるのも、ライブ後半になればなるほど声がどんどん出てくるのもいつも通り。Disc1(4)〜(24)まで初期ナンバーをメドレーで紡いだり、Disc2(1)〜(4)では、小ステージに移動して、アコースティックで聴かせたり、なんてこともあったけど、やはり最後は、ホーンにダンサーも入り乱れての、狂喜乱舞の“大盛り上がり”が繰り広げられたのも、やっぱりいつも通り(笑)。客席のカットがやたら抜かれるんだけど、とにかくみんな“笑顔”が絶えない、「いつも通り」の幸せなライブ。「文句あるかぁ!」って感じですよ。
それにしても桑田さんと原坊、容姿が衰えない。素敵な年齢の取り方をしてるよなぁ…。