この映画に出会ったのは、学生時代だった(リバイバル上映)。
当時、ジャズにのめり込み始めた頃だったので、すごいインパクトがあったと
記憶している。
久しぶりにDVDで見た。
1958年当時のミュージシャンたちの動く姿、しかもカラー、にはすばらしい
ものがある。
が、それ以上に冒頭のヨット、客席のウッドチェア、観客のファッション、
会場の雰囲気.....思わずうっとり。
1958年といえば、マイルス・デイビスが音楽を手がけた仏画『死刑台のエレベーター』
が、また日本では石原裕次郎の『嵐を呼ぶ男』が封切られた年。
当時の日本は、モダンジャズ(ファンキージャズ)ブームの前夜。
秋吉敏子、守安祥太郎らによって始まったビバップが実を結び、白木秀雄、
松本英彦、宮沢昭、渡辺貞夫らがモダンジャズのアルバムをリリースしていた時代だ。
日本、アメリカ、フランス...映画から当時に思いを馳せるとなかなか面白い。
さて、映画の登場ミュージシャンだが、モンク、ドルフィー、チコ・ハミルトンなどが
さすがにすばらしい。
でも、なんといっても出色のデキは、「スウィート・ジョージア・ブラウン」、
「二人でお茶を」の2曲を披露するアニタ・オデイだ。
ステージに登場すると、そこに大きな花が咲いたよう。
帽子がとてもキュート。
こんなジャズ・フェスがあったらいいのに....
以前は日本でもそこそこ良いジャズ・フェスがあったんだがなぁ。