終戦までの数日間。南太平洋で米巡洋艦と死闘を繰り広げる1隻の潜水艦の話。
戦争映画には大きく分けて2通りがあると思います。「プライベートライアン」「Uボート」や「ザ・パシフィック」(TV版ですが)のようにリアリティを追求した作品と「荒鷲の要塞」「戦略大作戦」「U571」「イングロリアス・バスターズ」のように娯楽に徹した作品です。
前者はリアリティで観客を堪能させ、後者は娯楽性で観客を魅了します。
本作は後者の方です。
ストーリーは事実ではありませんし、兵器の設定もファンタジーに近く、リアリティはまったくありません。
よって前者タイプの戦争映画が好きな方が観るとかなりガッカリすることでしょう。
私としては両方共に好きなので、かなり楽しめましたし、レンタルしてからソフトを買った口です。
「潜水艦内の酸素はあと1時間しかもちません…」「よしでは飯を食べよう!」
という場面が好きです。
本作ではどんな局面に際しても諦めない男達が描かれています。
敵も味方も必死に戦って、どうしようもなくなっても…これからが始まり。
このテーマが好きです。定期的に何度も観ていますが何度観ても、心ある映画は良いものです。
因みに映画は娯楽作品であってドキュメンタリーでないことはハリウッドでも周知の事実。ですから「タイタニック」では実際の船よりも大きくしたし、マードック船員が自殺したり(これ訴えられましたね)、プライベートライアンではタイガー戦車の運転席窓へトンプソンを差し込み乱射したり(タイガー戦車の窓は厚さ10センチの防弾ガラスなので銃は入りません)、娯楽面を尊重しています。
要はどの程度まで娯楽化して良いか?ということですが、本作ではリアル面を大きく切り捨てたのでしょう。