堕ち伝3では、シオンがどのようにしてクラウを仲間にしたかが分かります。
クラウの説得にあたり、シオンが今の腐りきった国に対する思い、ミラーの秀才が故の強引な革命の進め方への懐疑、シオンが目指す理想、
そういったものも知ることができ、シオンが何を考えて行動しているのか、ということが明確にされた巻でした。
また、そのシオンの思想に対してクラウ、シュス、ルークなどがそれぞれどの様に捉えシオンを評価しているかも分かるので、
本編での人間関係をより一層理解する手がかりにもなると思います。
短編の方は、『すぴりっと・おぶ・わんだー(前編・後編)』と『らいと・ろーど』が収録されています。
すぴりっと〜の方は完全なギャグでおもしろかったです(笑)
犬に取り付かれてしまったフェリスのために必死に奔走するライナですが、周りには変態と間違われ相変わらずの哀れっぷりです。
普段からは考えられない可愛い犬の行動をするフェリスとライナの掛け合いが面白かったです。
らいと・ろーどの方はシリアスな話で、貴族達がシオンへの嫌がらせにフィオルを殺したように、ライナへも刺客を放ちます。
なかなかの手だれが送られ、ライナも負傷したりと危うかったです。
シオンの貴族への反撃もあります。
まじめなライナを読みたい人はどうぞ手にとってみて下さい。
また、とよたさんのカラー絵もシオンが勇者を取り込む場面、やっと貴族に対して反抗を表した場面、クラウvsフェリスなど華麗な絵でした。
この巻で印象に残った名言は、
「……俺の不幸をおすそわけぇええええええええええええええええええええ!」 byライナ
でした(笑)
ほんとお裾分けしても良いと思うよ!