一番強い動物は?真の動物最強者を決めるべく開催されたAFCの決勝戦。
前巻から続いたライオンのキング・オブ・キングスとシマウマのチェ・ゼブラの死闘が遂に決着を迎える…。
アクション本誌からWebに場を移して足掛け7年に渡って連載された本作、最終巻です。
格闘技、動物学その他の多様なトリビアとギャグを塗しながら、動物対動物、1:1の格闘戦に絞って描かれた本作、10巻通して読むと実に面白い作品です。
ギャグ漫画家としてのプライドが邪魔して感動をストレートに描く事に照れを感じさせる相原氏ですが、「勝手にシロクマ」や「ムジナ」の様に本作も氏屈指の力作、感動作となって居ます。
特にクライマックスは進化論等科学的アプローチを越えて生命に対して敬虔な気持ちすら抱かせる神話的な物でした。
作風に少々癖とテレが有りますが、様々な漫画に対するオマージュ(白土三平作品、刃牙シリーズ、魔獣戦線,e.t.c.)、そして相原氏自身が珍しく発動させたスターシステム等、実に面白い作品です。
巻末に作者によるあとがきが収録されて居ます。
旧巻、特に感動的な狼vs. 闘犬のクライマックスを収めた3巻が手に入り難くなっており、完結を記念して是非とも増刷して頂ける様、祈って居ります。